ドレミ27歳
重度の知的障がいがあります。
新型コロナウィルスの影響を受けて、生活に変化が出てきました。
簡単に言うと収入が減ります。
しかも、仕事内容が、ドレミには少し難しくなりそう。
いま住んでいる部屋のお家賃を払うことも厳しくなるかも?
そんな中、
これからできるグループホームの取材をドレミちゃんに受けてもらえませんかと依頼が来てました。
そのグループホームに入るか入らないか決めていなくてもかまいませんということだったので、
それならいいですよと答えていたのですが…
つい先日、
ドレミと一緒にお散歩しながら気持ちを確認してみました。(面と向かってだとなかなか本音を言ってくれないので)
「グループホーム入りたい?」
首を横にふる。
「もしかしたら楽しいかもよ」
首を横にふる。
「じゃあさ、今のところから引越してお母さんと鹿児島帰ろっか」
首を横にふる。
「今のお部屋がいいの?」
こくんと首を縦に。。。
そっかぁ。そうだよね。
変化は不安だものね。
このお話が3年前にきていたら、喜んでそのグループホームに入っていたと思います。
3年前、鹿児島から親戚も誰もいない三重県に引越すことが決まったとき、
私は事前に一人、ドレミが住む部屋を探しに行きました。
当時、グループホームに空きはあったけれど、女性分の空きはないということでした。
住むところが無いなら諦めるしかないと、ドレミにそのことを伝えたら、大泣きされてしまいました。
そこで、職場に歩いて行けて、すぐ近くにスーパーがあるという場所に思い切って部屋を借りることにしたのです。しばらく私も一緒に住む覚悟で。
お給料に比べてお家賃がつりあわなかったのですが、そこは親が援助すればいいかと思って。
あのときに無かった女性専用のグループホームが出来るという。
親である私的にはその方が安心です。
まず、食事を作ってくれる人がいる。
夜も職員が泊まっている。
そして、食費込みでも今のお家賃より少し負担が少ない。
一方で、ドレミは…
もっと長くなりそうなので、次にまた書きますが、
本人の気持ちが、はっきりしているので、
いったん、グループホームのお話は、取材を含めてお断りしました。