私と母との間が少しぎくしゃくしている。
これは今に始まったことではないのだけれど、最近ちょっとしたことがありまして、それで余計に。
「○○(私のこと)は、自分に甘えてこないから可愛げがない」
母はよくそんなことを、母の兄弟に電話先でぐちってきたみたいで
私のもとへ、叔父や伯母から電話がかかってきていた。
「○○、もっと母ちゃんに甘えんね」って。
そんなことを言われて、はいそうですかって甘えられるわけがないんですが。
でも、母も歳をとってきたので、さすがに今まで通りじゃよくないなぁ、自分が大人にならなきゃとここ数年、歩み寄る努力をしていました。
そんな折、私が急に北海道へ旅行へ行くことになった。
次女を置いて。
よし!勇気を出して次女のことを母に頼んでみよう。
「お母さん、お願いがあるんだけど・・・」
返ってきた言葉は「自分の好きなことばっかりしちょったっち!」(自分の好きなことばかりするな!みたいな意味)
二の句が継げないとはこのことかと思った。確かに遊びで行くので仕方ないけど。
でも、ものには言いようってものがあるでしょうに。
これだから今までも頼めなかったのだ。
期待した自分がバカだった。
ちょっとでも歩み寄ってわかってもらう努力をすればいいものを、すぐに”やっぱりね”と諦める自分もどうかと思うんだけど。
電話を切ってからしばらく茫然としていた。
旅行はキャンセルかなぁと思っていた。
そして次の日の夜、再び母から電話。
いろいろと考えたらしい。そしてお説教。
長女はやっと引きこもりから脱して外出するようになったのに、親の都合で長女の用事を我慢させるのはダメだとか、普通は親が我慢しなきゃいけないのに あんたは好きなことばっかりしてとか・・・まぁそんな感じのことをくどくどと。
そんなことは百も承知だ。だから長女でなく母に頼んだのに。
でも結局、次女のことは長女が用事のある一晩だけ泊めてくれるということに。
預かってくれることを伝えるのに、なぜこんなお説教みたいな言い方しかできないんだろう。
お母さんって、損する性格。
私はそうならないように気をつけよう(この人はいつも私の反面教師。失礼か(^_^;)
そんなことを思いながら携帯から耳を少し遠ざけながら聞く。
母からの電話のあと、すぐに長女に電話した。
「○○日は次女はばあちゃんが見てくれることになったから大丈夫だよ。」って。
そしたら長女は嬉しそうに「いいの?♪お母さん、ありがとう。」
ここで、我慢していた涙がこぼれてしまった。
「あなたは偉いね。お母さんは、お母さんにありがとうが言えなかった。。。」
そこまで言うと喉の奥が苦しくなった。
どうしたの?と聞く長女に簡単に説明した。情けないけど。
すると長女「お母さんは、今までいっぱい我慢してきたのに・・・こんなときくらいいいのに・・・」
泣きながら「ありがとう」と言い、これ以上話してられないと電話を切った。
しばらく涙が止まらなかった。
長女の優しい言葉にこらえていたものが溢れてしまった。
結局、この一日だけの次女のおばあちゃん宅へのお泊りもなくなったんだけど。
次女の好きな行事が、なんと!泊まりがけであることが後からわかったから(ヤレヤレです)
この話は、自分の中でもうとっくに昇華したし、恥ずかしい家庭事情なので書くつもりはなかったのですが、
なんで書いたんでしょう^^;
それから、また以前のようにぎくしゃくした感じに戻った母といい歳した娘なのです。
着信に「母」という文字を見ると、ため息。。。今度はなんのお説教だろうと。
どこもいろいろあるんでしょうけど、母と娘って難しい。