二女は学校を休み、私は仕事を休み、療育手帳の更新に来ています。


児童総合相談センター、「児相(じそう)」と呼ばれている場所です。


二年に一回、更新と診断を受けることになっています。

受付をして、個別相談室へ親子で移動。

まずは、私への問診。

食事、入浴、トイレは一人でできるかとか

買い物は一人でできるかとか

公共の乗り物には一人で乗れるかとか

家ではどんな風に過ごしてるかとか

そんな質問です。


その後、二女が心理検査を受けます。

田中ビネー式、
私が勉強している特別支援教育のテキストの中によく出てくる検査です。

精神年齢と知能指数がわかります。


提示された絵カードを見て、おかしなところを指摘したり、
積木を使って数を数えたり
図形のパズルで、提示されたものを同じ形を使ったり
そんな…数々の質問に答えていきます。


この検査は私がそばに居ない方がすんなりできるんですが、二女が別室を嫌がったので仕方なく私が隣に座っての検査でした。

なので、質問ごとに私の顔色をうかがい…自信なさげに小さな声でぽつりと答えていました。


間違えてもいいんだよ


いつもそう言っているし、そう思ってるのに、間違えることを人一倍おそれている二女。

「学校生活の中で、みんなのように上手くできなくて、それを隠そうとわかったフリを続けてきたんですね」と、

家庭訪問のとき、今の特別支援学校(養護学校)の担任の先生がそうおっしゃってたな~。


心理検査の間、そんなことを思い出しながら、自分は娘の隣に座っているんだけど、見ていないフリをし、できるだけ娘にプレッシャーを与えないようにすることに努めていました。


その後は、二女に部屋の外に出てもらい、心理士から私への問診。

身の回りのことは一人でできるかとか

行動面で気になることはないかとか

最初に問診した方と似たような質問。


そこまで終わって一時間半経過。


午後からはドクター診断があります。


その間に、二女の機嫌が悪くならないように…落ち着いて診断が受けられるように… 気を遣います(-.-;)



そしてパニックを起こすことなくドクター診断が受けられたら、手帳の更新は終わります。


親子とも、精神的にとても疲れます。