長女小学生時代

長女は、父親が教師をしている小学校へ入学しました。

私たちは、夫の勤務校の校区内に住んでいたので、当然、子どもたちは同じ学校だったわけです。


私の親は教師ではなかったんですが、なんとなく、自分の子には、先生の家の子というプレッシャーを感じさせないようにしよう と思っていました。

先生の家の子は、できて当たり前って言われてたので、そういうのかわいそうだなと思って。


しかし一方で、夫が、職場である学校で、恥ずかしい思いをしないような保護者でいようと思っていたのは確かです。


例えば、どんなに大雨が降ろうとも、長女には歩いて行かせてたり…

雨の日でも車で送ったりしないように…と、夫が学校で指導してるわけですから、送るわけにもいかず…。

かわいそうに長女は、雨の中を一人ぽつんと歩いて行っていました。

田舎で人影も少ないところを、てくてくと寂しそうに歩いていた姿を今もよく思い出します。


本が好きで、お勉強はよくできる子でした。

しなさいと言わなくてもいつも机に向かっている子でした。

かと言って外遊びが嫌いなわけでもなく、弟や妹とよく外でも遊んでいました。


ただ、一緒に遊べる友達は近くにいませんでした。


小さい学校だったので、水泳記録会では平泳ぎの選手として出場し、町内駅伝大会では不得意ながらも走り…よく頑張っていました。


小学校時代、一番印象に残っているのは、一年生のときの運動会。
おゆうぎのとき、一番前のど真ん中で、ただ突っ立って前をじっと凝視していました。
その視線の先には、運動会の進行をしていた父親がいたわけですけども(-.-;)


このことも、後でいくらその時の気持ちを聞いても??でした。


お勉強はよくできていたけれど(テストが…という意味では。)授業参観で手を挙げて発表したことはありませんでした。


おそらく、自分を表現することが苦手だったんでしょう。


そんな風に小学校生活を送り…小4の終わり、また父親の異動で転校することになりました。


泣きながら友達と別れた小2の息子とはとても対象的でした。

どうしてお父さんさんもお母さんも弟も泣いているのかわからない。

そんな…
感情表現に乏しいのか、感情そのものが乏しいのか、よくわからない面がありました。