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石田 衣良 著

石田さんもいつもチェックしている作家さんです。

主人公が私と同い年の女性だったので読むことにしました。

主人公は手に職を持つ版画作家で、独身というところは私と大きく違うんですが

同い年なので、さすがに心情はシンクロしました。

あぁ~こんな感じ方、考え方、よくわかるな~って共感してて、はっと気付く。

あれ?石田衣良は男だよね?って。

読んでいると、女性作家が書いていると疑わないほど、女性心理の描き方がうまいです。

途中、この本の題名にも関係してくる”真珠”に触れるセリフが出てきます。

銀座でクラブを経営している50代半ばの女性が、主人公に向かって言うセリフです。
以外、抜粋 ↓


「そう。女はね、二種類に分かれるの。
ダイヤモンドの女とパールの女。
光りを外側に放つタイプと内側に引きこむタイプ。
幸せになるのは、男たちの誰にでも値段がわかるゴージャスなダイヤモンドの女ね。
真珠のよしあしがわかる男なんて、めったにいないから。」


この本好きです。

2006年に島清恋愛文学賞に輝いた本らしい。

そう、恋愛小説。

17歳年下の若い男と恋に落ちるという…

ありえな~いと思う方にはお薦めできません(^^ゞ

私は…少々形の崩れたブラックブルーの真珠が一粒欲しくなりました(感化されやすい)