雪にも、夏の暑さにもアテズ
ブヨブヨの身体に、たくさん着込み
意欲もなく、体力もなく
いつもブツブツ不満を言っている
毎日塾に追われ、テレビに吸い付いて
遊ばず、朝からあくびをし
集会があれば貧血をおこし
あらゆることを自分のためだけに考えて
かえりみず、作業はぐずぐず注意散漫
すぐやらず、すぐ忘れ、
立派な自分の部屋に閉じこもっていて
東に病人あれば医者が悪いといい
西に疲れた母あれば養老院にいけといい
南に死にそうな人あれば 寿命だといい
北にけんかや訴訟あれば
ながめて関わらず
日照りのときは冷房をつけ
みんなに勉強、勉強といわれ
叱られもせず、怖いものを知らず
こんな現代っ子にだれがした
****************
宮沢賢治の故郷、岩手県の、ある小児科医の提言デス。
子ども劇場の新聞に載ってました。
そして、その隣ページには、なんとも楽しそうな子ども劇場の子たちの写真。
この写真は、夏の10日間キャンプin与論のときの写真です。
子ども劇場の青年に肩車されている小学生たち。
「雨にもアテズ」とは全く対象的な子どもたち。
素敵な笑顔ですよね♪
遊ぶ仲間がいる。
遊ぶ空間がある。
遊ぶ時間がある。
子ども劇場が大事にしていることです。