今日は下の娘の3年ぶりの心臓検診でした。

生後一週間の退院診察のとき、心雑音があり検査したところ、心房、心室の間に計3ヶ所の穴が開いていることがわかりました。(後に、知的障害があることも判明するのですが、心臓病に知的障害、かなりショックでした)

2ヶ所は2歳までに自然と塞がりましたが、残る一ヶ所はたぶんずっとそのままだろうと言われ、15歳になる今まで、定期的な検診を受けてきました。


赤ちゃんの頃は、検査を受けるのもまだ楽でした。

睡眠を誘発する薬を飲ませ、眠ったところで心電図と心エコーでしたから。

眠っている間にちゃちゃっと済ませられて。


大きくなってからはホント大変でした。


嫌がって暴れる暴れる…


実は、ほんの3年前もすごいものでした。

3年前、娘は中1。やはり、不登校になっていた時期でした。

座る椅子もないほど混雑していた待合室中の人が全員注目するほどに暴れました。

レントゲンを嫌がり、心電図を嫌がり、心エコーを嫌がり・・・・



レントゲンも、心電図もエコーも、じっとしていなければなかなかできないものです。

それを暴れまくるんですから検査できるわけがありません。
しかも、病院中の人にじろじろ見られるほど暴れました。

そのとき中1ですから、娘のその聞き分けの無さに、どんな育て方してるんだろうと思われているようで、恥ずかしくて悔しくて何とも言えない辛さを感じたことを覚えています。

それでも受けなければいけない。
検診は、本当に心身ともに疲れ、毎回憂鬱でたまりませんでした。


それが、15歳(16歳を目前に控え)の今回の検診は、ずいぶん楽でした。


よ~く言い聞かせて病院に行ったにも関わらず、まず主治医の診察を嫌がったのは想定外でしたが、

レントゲンはちょっと嫌がる程度ですみ(レントゲン室に私も入らせてもらいました)
心電図は体に緊張をみなぎらせながらも無事通過

そして心エコー

「いやだ!」「なんでそんなのしなきゃいけなの!」「もう帰る」

そう言ってなかなか診察台に横になってくれませんでしたが、

「今日は何をしに来たの?ちゃんとわかっているでしょう?」と繰り返す私の言葉に、不承不承ながらも横になりました。

さも、これは自分の意志ではないと言いたげに。。。


そうやって、めいっぱい反抗しながらも、どうにかこうにか、”娘にとっては”すんなりと検査を受けられました。

3年の間でちゃんと成長していました。

その成長はわかりにくいほどゆっくりだけれど、着実に成長していました。


右心室と左心室の間に開いている残り一つの穴は、相変わらず2mm開いており、新生児の頃から変わりなしだけれども、
知的障害のために、うまくいかないことも多いけれど

元気だからいいか。



そんな娘が、子ども劇場のキャンプのために(今年は初指導員!)、週に何回も夜に話し合いに通っています。頑張っています。