少し落ち込みから這い上がったので(私)報告します。 (=^_^;=)


25日(金)は下の娘の私立高校受験日でした。

知的障害のある子の進路として、鹿児島には私立校の中の一つのコースと、養護学校しか選択の余地はありません。

養護学校は人数が多くなりすぎてパンク状態。
少人数の良さがなくなりつつあるという。

この私立高校の方は、夏に体験入学をして娘がすっかり気に入っていたし、

バスで通学できるので私も非常に助かる。

そんなわけで先週金曜に受験してきました。

こういう事情ですので受験は親子同伴となります。


8時半~(午前中、保護者は別室で控えている)

学力検査(国語・数学)各40分ずつ

適正検査(簡単な動作を見る)

視覚&聴覚検査

昼食(一緒にお弁当)

親子面接(試験官二人対私と娘)

面接が終わった順に帰れるようになっていました。


娘は体験や仲良し運動会などで、すでに顔見知りになっていた先生方に笑顔で手を振ったり、周りの受験生の中に少しでも知った顔があるとにこにこと手を振ったりしていました。

とにかく人が好きなのです。

廊下で面接待ちしているときも、そんな人懐こい娘に声をかけてくださる先生が何人もいらっしゃいました。

面接のときも、たどたどしいながらも娘なりの言葉でちゃんと答えていました。

ちゃんと気持ちを伝えていました。

ダメだったのは私。

もっとこの子の良さをアピールしたかったのに言葉が足りませんでした。

ここ一番で力を発揮するばかりか、自分の不器用さが出てしまいました。

もうがっくりきてしまって、帰ってからも凹んでました。


息子を駅まで迎えに行ったとき、簡単にそのことを説明したら……

息子は私には何も言わず、家に入ってから妹に声をかけていました。


息子(兄)「Yは頑張ったんだって?」

娘(妹)「うん、でも、こくごとかすうがくがむずしかった。」


息子(兄)「そっか…でもちゃんと面接できたんだろ?」

娘(妹)「うん♪あたしね、おかあさんのかお見ないでこたえたんだよ。きょろきょろもしなかった。」

息子(兄)「ちゃんと目を見てしゃべれたんだな。それが一番大事!国語や数学なんてできなくたっていいんだ。」

娘(妹)「うん♪o(^-^)oあ、お兄ちゃん、えんぴつありがとね。」
     (お兄ちゃんはセンター試験で使った鉛筆を妹に貸してくれていた)

息子(兄)「ちゃんと名前書いたか?」

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後の会話はもう私の耳には聞こえてきません。

キッチンで何気なく聞いていた私は途中で目頭が熱くなりました。イメージ 1


そうだよ。お兄ちゃんの言う通りだよ。

ちゃんと相手の目を見て自分の気持ちを伝えること

それが一番大事なんだよ。

そしてそれと同時に、私、ちゃんと娘をほめてあげたかなってハッとしました。

自分のふがいなさばかりに気が行ってちゃんとほめていなかったかも。

情けないったらありゃしません(涙)



「俺なんか合格しなくてもいい!Yだけは合格させてやってください!」



いつもは神様なんて信じてない息子が天に向かって叫んでいました。





二人とも希望するところに合格できますように。。

来月上旬には娘の合格発表で、下旬は息子の前期試験です。