子供の自己流映画の観方2
香港映画を観始めた頃、ちょうど世の中は
霊幻道士、キョンシーズ、ジャッキーチェンが
ブームになっていました。
流行と自分の趣味が重なったかと思ったのですが
「アーメンオーメンカンフーメン」
というドマイナーなところから始まってしまった
マイ ゴールデンハーベストライフは
その後も暴走を続け「雍正大破十八銅人」
(金色に塗られた皮膚呼吸もままならない人を
攻撃するとゴイーン、ゴワーンと銅をたたく音がする木人拳系映画)や
「ロボ道士 エルム街のキョンシー」
(ロボコップ風の消防服を着たロボットと腐霊泥(フレディ)が戦う映画)
と変な方向に行ってしまい、感覚がどんどん浮世離れしていっている気がしました。
香港映画を経て、東映ヒーローシリーズも吐きそうなくらい観、
ビデオ屋ア~行巡りも3件ほど達成した頃になると
世の中はビデオバブルが崩壊し、
時代はTUTAYAの登場になります。
その頃には自分はすっかり高校生になっていました。
当時のTUTAYAのラインナップは秀逸で、
観たことの無い映画がずらり!
これは楽しみと思いましたが、
そこはやはり大手の凄み、今まで観たクソ映画も全て取り揃えていました。
このままでは流石に死んでしまう(辛くて自殺してしまう)と思い、
今まで充実したところを観たことが無かった
サンライズのロボットアニメの方にいったん逃げる事にしました。
こんな変な趣味を続けていたわけですが、
高校からはある程度理解してくれる友人も増え
世の中ではエバンゲリオンも始まって、
オタク文化が世の中に浸透しつつありました。
まあ、みんな綾波レイだのときめきメモリアルだのに
流れていってしまいましたけどね。
高校卒業すると海外に住むことになり、
長きに渡るレンタルライフは終了しました。
いや、向こうでもブロックバスターの店員と仲良くなって
ゾンビ論を語ってました。
今思うと
「あの映画面白い!」とか「話題の超大作!」を
全然気にしなさ過ぎて
超原始的にビデオを見続けた自分の
幼少期の記憶の20パーセントくらいは
ウンコみたいな映画で埋め尽くされています。
全く無駄な人生を過してしまったのかというと、
まさにその通りなのですが
無駄にツマンナイ映画を観続けてしまったことによって
自ら発掘できた面白い映画は非常に色濃く残り、
自分の中で本当に良しとできる基準みたいなものが
できてよかったと無理やり思う事にしましたよ。
そしてなにより今はネットを通じて色々な人と出会い、
自分と同じような楽しみ方をしている人達って
結構いたんだ!と思って嬉しくなっております。
まあ、なにより一緒にお仕事をしている人が
「遊星よりの物体X」ポーズでクソ笑ってくれて、
自分よりも詳しかったのは驚きでした。
クソ映画を観たのも今は良い思い出。
今になって「吐き溜めの悪魔」豪華特典付きのDVDで喜ぶ人なんて、
世の中に何人いるんでしょうかね?
結構いるのかもしれませんね。
霊幻道士、キョンシーズ、ジャッキーチェンが
ブームになっていました。
流行と自分の趣味が重なったかと思ったのですが
「アーメンオーメンカンフーメン」
というドマイナーなところから始まってしまった
マイ ゴールデンハーベストライフは
その後も暴走を続け「雍正大破十八銅人」
(金色に塗られた皮膚呼吸もままならない人を
攻撃するとゴイーン、ゴワーンと銅をたたく音がする木人拳系映画)や
「ロボ道士 エルム街のキョンシー」
(ロボコップ風の消防服を着たロボットと腐霊泥(フレディ)が戦う映画)
と変な方向に行ってしまい、感覚がどんどん浮世離れしていっている気がしました。
香港映画を経て、東映ヒーローシリーズも吐きそうなくらい観、
ビデオ屋ア~行巡りも3件ほど達成した頃になると
世の中はビデオバブルが崩壊し、
時代はTUTAYAの登場になります。
その頃には自分はすっかり高校生になっていました。
当時のTUTAYAのラインナップは秀逸で、
観たことの無い映画がずらり!
これは楽しみと思いましたが、
そこはやはり大手の凄み、今まで観たクソ映画も全て取り揃えていました。
このままでは流石に死んでしまう(辛くて自殺してしまう)と思い、
今まで充実したところを観たことが無かった
サンライズのロボットアニメの方にいったん逃げる事にしました。
こんな変な趣味を続けていたわけですが、
高校からはある程度理解してくれる友人も増え
世の中ではエバンゲリオンも始まって、
オタク文化が世の中に浸透しつつありました。
まあ、みんな綾波レイだのときめきメモリアルだのに
流れていってしまいましたけどね。
高校卒業すると海外に住むことになり、
長きに渡るレンタルライフは終了しました。
いや、向こうでもブロックバスターの店員と仲良くなって
ゾンビ論を語ってました。
今思うと
「あの映画面白い!」とか「話題の超大作!」を
全然気にしなさ過ぎて
超原始的にビデオを見続けた自分の
幼少期の記憶の20パーセントくらいは
ウンコみたいな映画で埋め尽くされています。
全く無駄な人生を過してしまったのかというと、
まさにその通りなのですが
無駄にツマンナイ映画を観続けてしまったことによって
自ら発掘できた面白い映画は非常に色濃く残り、
自分の中で本当に良しとできる基準みたいなものが
できてよかったと無理やり思う事にしましたよ。
そしてなにより今はネットを通じて色々な人と出会い、
自分と同じような楽しみ方をしている人達って
結構いたんだ!と思って嬉しくなっております。
まあ、なにより一緒にお仕事をしている人が
「遊星よりの物体X」ポーズでクソ笑ってくれて、
自分よりも詳しかったのは驚きでした。
クソ映画を観たのも今は良い思い出。
今になって「吐き溜めの悪魔」豪華特典付きのDVDで喜ぶ人なんて、
世の中に何人いるんでしょうかね?
結構いるのかもしれませんね。