メタルマン | クリーチャーガレージキット人間のブログ

メタルマン

皆さんこんばんは。

クソ映画評論家のアキロンです。

さて、記念すべき第一回クソデミー映画アワード。

今夜ご紹介する映画は

「メタルマン」です。


アメコミヒーロー物を連発する2008年という年がありました。
「ハルク」「アイアンマン」「ハンコック」「ダークナイト」・・・

巷では「ダークナイト」の評価が異常に高かったようですが、
僕的には「アイアンマン」が最高でした。

そんな時、僕の最も尊敬する造型王子 GORTこと杉本浩二先生から
「DVDの「メタルマン」が良いから観て」という連絡をもらいました。

「メタルマン」!まだそんなヒーローモノがあったのか!?
そのときまで、存在すら知りませんでした。

その名前で思い出すのはロックマンに出てくるボスキャラくらいです。

杉本先生が薦めてくれるので間違いないと思い、
早速ネットで画像検索。


表紙を見た瞬間、猿のような顔になっている
アイアンマンらしきロボットが、
こちらをじっと見据えています。
ジャケットもそっくり!
メタルマン [DVD]/サミュエル・ネイサン・ホフマイア,レジー・バニスター,アンソニー・アントヌッチ

¥3,990
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アイアンマン(1枚組) [DVD]/ロバート・ダウニーJr.,テレンス・ハワード,ジェフ・ブリッジス

¥1,480
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で、気になる本編は・・・以下、ネタバレかもしれないので、まだ観ていない人は
ご遠慮くだ・・・いや、見てもなにも問題ないかと思います。

ストーリー
最強の装着型兵器メタルマンを開発した天才科学者は、
メタルスーツを狙う悪の組織に殺害されてしまう。
ひょんなことからメタルマンスーツを着ることになった
主人公(くだらなすぎて名前忘れた)は、
メタルヘッドに内蔵された博士そっくりの人工知能から
「一度着たら二度と脱げない」と宣告される。

超人的な能力を得た代償として(無理矢理だが)、
人間として欠陥だらけになってしまった
主人公の孤独な戦いが今始まる・・・!


では、メタルマンの能力及び欠点をまとめてみました。


■人間を越えた力を手に入れることができる
(カンフーができるようになる)

■エネルギーは、主人公の疲労感と直結している。

■弾丸を弾く(三発以上食らうと、極度に疲労する)

■ナノマシンが恐怖を取り除いてくれる
(主人公の閉所恐怖症を一瞬にして直す)

■装着すると、人工知能の博士が色々説明してくれる
(脳に直接繋がっているため、
主人公の見るエロい夢の中まで鑑賞してくる)

■他の人間に変身できる
(本編では誤って小汚いおじさんに変身し問題を起こす)

■バリアをはれる
(バリアをはっていた時は敵に攻撃されなかったので性能は不明)

■一度装着したら一生脱げない
(ステルスと唱えると、装甲だけ透けて見えるようになるが
エネルギーが常に消費され極度に疲労する)

■ステルスパワーを強めると、完全に透明になる
(ただしエネルギーを極度に消耗するため、足が遅くなる)

■飯がブドウ糖(まずい)しか食えなくなる。しかも首の辺りから注入式

■数箇所、色が結構はげてて、下地が見えてる

■空を飛べる
(本編では、スーツのまま車で移動。不審者と間違えられる)


理不尽にスーツを着せられ一生脱げなくなってしまう悲劇の主人公、
その悲劇を「すまない」の一言で終わらす正義の博士、
両肩にキャノンを搭載しているのに一切使わずのカンフーによる戦闘、
空を飛べるはずなのにスーツ姿のまま車移動、
敵アーマーとの殺風景な農場で繰り広げられるラストバトル、
悪のボスの異常に気持ち悪い最後、
メタルラブ等・・・

程よく歯切れの悪いテンポで最後まで苦痛を伴う作品でした。
なにより腹が立つのが、一度も見せなかった飛行機能を、
エンドロールで見せ付けられること。

すごい嫌がらせですね~~~。


さて、今回ご紹介した「メタルマン」、
いかがでしたでしょうか。
このブログで「結構面白そうジャン?」とか思ったアナタ。
それは大きな間違いです。
予想以上のスローテンポな展開が、
あなたに間違いなく早送りボタンを押させることでしょう。



いや~~クソ映画って本ッッッ当につらいですね。

それではまたお会いしましょう。