イルカ寿司 | クリーチャーガレージキット人間のブログ

イルカ寿司

7~8年前

空手で腰痛を患い、父親と医者に行った帰りの事。


当時、かっぱ寿司やスシローが
はやりだし始めの頃だったので
昼飯に安い回転寿司でも食べようと
大船駅周辺の商店街をうろついていた。

すると



「イルカ寿司」




という看板が。


看板でかなり胡散臭い感じがしたけど、
寿司に当たり外れあるという話は
あまり聞いたことが無かったし、
二人とも空腹だったので
とりあえず中に入った。


「いらっしゃ~い」

と女性の声が。

カウンターには2~3人 客が座っている。


奥では なんと 赤ん坊を背負った女性が寿司を握っていた。


寿司を握りながら子供をあやすステップを軽く踏んでいる。


もうこの時点でかなり帰りたい感じがしていたが、
とりあえずマグロと好物のえんがわを注文した。



出てきた寿司は、
ネタの上に米粒がついており、
若干ではあるがシャリがネタよりでかく、
細長い。




口に入れて更にびっくり。




マズイ。



想像以上にまずい。



今でも父親と思い出す。



シャリに対して酢の量がかなり多い。


箸でつまむと、すぐに崩壊してぐじゃぐじゃになった。

それでも頑張って無理矢理口に運ぶと、
食感はぐっと握ってあるようで、米の密度がスゴイ。




ネタも、半冷凍状態で、シャリシャリ・・・


味は酸っぱいシャーベットのよう。



寿司でここまでまずくなるものなのか・・・




結局、その後頼んだ2皿(何を頼んだかは忘れたが)
で店を出る事にした。


出る間際に更なるミラクルが。




カウンターに座っていた客の一人がカウンターの女性に言った言葉




「で、おやじさんいつ退院してくるの?」










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オヤジ退院するまで、店しめとけや!!!












次回、


「一流らしいが、黒人が握る寿司にある抵抗は
隠された自分の差別心なのか」



にご期待ください。