結果から言いますと、今年もサツキマスは出会えませんでした!
前回の投稿から数回、短時間ながら川に行く事は出来ました。
しかしながら仕事と育児の疲れからちょっとダウンあくまで余暇での挑戦というスタンスで理性を保ち、はやる気持ちにブレーキをかけながら時は過ぎ、いつの間にか梅雨入り
娘が小さい間はとにかく優先順位を間違えないようにしなければ今後は上流部で釣果も増えることでしょう

幼い頃の思いはまた来年!
さて、そんな中こんな所へ。
10数年ぶりに来た長良川国際会議場、風雲岐阜城

名古屋市の河村市長が再燃させた、木曽川水系連絡導水路

どういうものなのか、どんな懸念があるのか知らないと反対も賛成も出来ないと思い参加してきました。理解したことは以下の通り。
①まずこれは岐阜県民の為でなく、愛知県の方々に利用される水を送るもの。
②送る水は徳山ダムで溜め、その下流の西平ダムのあたりから長良川の千鳥橋あたりを通って木曽川の犬山取水口に向かって流す。一部工業用や、大渇水時のために千鳥橋あたりで長良川にも放水する。
③2009年に河村市長は導水路撤退を表明、しかし急遽方針転換。徳山ダムを作ってしまった以上使わないと…といった感じ。
④徳山ダムは当初計画通りの水利用はされておらず、利水については0。水力発電の機能だけに留まっている。(河村市長も徳山ダムについてはムダになっていると認識)
⑤名古屋の水需要は減少し、ピークの2/3。取水している木曽川の水源だけで事足りる(事実名古屋市は徳山ダムに係わる水利権を減らしている。100年に1度の渇水といわれた1994年の大渇水でも断水なし)。
⑥全体事業費890億円、岐阜県は3.3%を負担(計算すると約30億円くらい?ただ公共事業の費用は予定より高くなることが多い)
⑦環境への負担は未知数、しかしながら大学の先生いわく懸念されるのは以下の通り。
・徳山ダムではアオコなど藻類の発生があり、流れ込むとヘドロ化するかも(うろ覚え)?西平ダム取水口あたりと、千鳥橋あたりの放水予定地では5℃の水温差がある(どんな影響があるかは不確定因子も多く、予想しづらい)
・ちょうど放水予定地が鵜飼いの御漁場の上流部の為、アユの成長に影響が出ると鵜飼いにも影響があるかも?(放流鮎でいいのならそれまでですが…)
・少なくともいい影響は考えづらい、工事で川が荒らされるのが懸念。国土強靱化の為、淵が消えたりしており、淵や瀬、石底や砂底等多様な環境が生物が増えるのに必要。
別件:オイカワやウグイはアユの放流に混ざったと思われる琵琶湖産のものと遺伝的撹乱が起きている。特に今いるオイカワの大半は琵琶湖産の系統が混ざる。カワヒガイ(サクラバエ)はビワヒガイとの交雑が進む。
まだあったかと思いますが、このへんにしときます。また自分でこのまとめを確認してアップデートしていきます。
まぁ…色んな意見はあるだろうが、要らんわなぁ

環境面の心配はもちろんでしたが、何よりも需要の無いものに金を使うのか?既存の資源で対応可能なものに大きなリスクを背負うのか?
一度作ると老朽化すればランニングコストもかかる。子や孫世代が引き継ぐわけで…

これから人口が減っていくなか、負担は先送り。なんかイヤですね

ちょっと違う考えを持てた機会になりました。引き続き関心は持ちたいと思います!