10月に第二子出産を控えた9月某日、年券を買ってほとんど行ってない渓流釣りに。シーズンも終了間近、釣果は気にせずサツキマスタックルと、ワカサギタックル(後に説明)を持ってボチボチ出発
ちょっとアマゴの姿を拝めればいいや、程度の感じです
時刻は朝の7時前、比較的川幅のある下流部の大きな淵でサツキマスタックルを振るいます。あわよくば尺アマゴねらい。このタックルが本領発揮するのはいつになるやら
釣果は気にせず人気の無い川に居る事は非常に気持ちいい・・・とその無心さが功を奏したか、ゴゴンッ!と重いアタリが!アマゴじゃなさげ、一言で言うなら鈍重っ!
ジリジリと上がってくるが、姿はデカい。ちょっと黄ばんだような白色。上がってきたのはこちら↓
ブラウントラウト 45cm
外来生物法で要注意外来生物とされ、世界の侵略的外来生物ワースト100にも選定されている国外外来種
この川の支流に釣り堀があり、そこで扱っていたものが野生化したよう。河川を利用した釣り堀は賛同しかねる


岐阜県では公共水面から生きたまま持ち出すこと、移植は禁止されています。※詳しくは岐阜県ホームページ、里川振興課ページへ!
うーん、困った。リリースしたくはないが、食べるにはデカすぎて調理の自信なし

しかし悩んだあげく、持ち帰り決定!これも経験と開き直りです

その後アタリは無くなり、さらに上流部へ



川幅は数m、前述のワカサギタックル登場↓
白銀わかさぎ120cmに1000番台のボロボロリール、以前からこれでいけるんじゃね?っていう思いを試したくなり、今回の釣行で挑戦。手返しは悪くないが、穂先が柔い

ピュッ、ピュッと投げてはポイントを変えて進みますがあんまり魚影は濃くないよう

そんな中、ガンッ!とアタリが。元々傷んだラインが悲鳴をあげますが、ゆるゆると近寄ってきます。これもブラウントラウトか?なんて思っていると先程と同サイズの魚体。やや白めだが体側に帯状の紅いラインが。
ニジマスかい!
こちらも釣り堀の釣り残しの野生化したものでしょうな。このワカサギタックルでは太刀打ち出来ず、身を翻したところでラインブレイク

アマゴの姿も拝めず萎えてしまい、帰路につきます



さて、解体解体、解体新書

丸々太っており、何を食べているのか楽しみにしているとまさかの卵!かなりの量もあり、食べてみたい
と思いましたが、淡水魚の生食は私の中では無し!自己責任で食べる方もいるでしょうが、妻子ある身でリスクは

取れません

悔しくて煮てみるが、グニョグニョで食味は良くない。やっぱり醤油漬けじゃないと想い描く食味は得られません

本体は三枚に下ろしましたが皮が硬い!半身丸々ムニエルに。
一般的なレシピで調理しましたが、素直に美味い

皮がしっかりしていましたが焼くとパリパリで身と一緒に食べると良いアクセントに。身はかなり淡泊な印象、弾力がすごい。その分バターと味付けはもっとしっかりやればもっと美味かったかな。奥さんがバクバク食べてくれたのが嬉しい。腹の中の赤ちゃんにも行き渡れ、栄養

頭、骨周りはまとめて塩焼きに。
顔の爬虫類感がすごい

チラッと見えてますが、目の下の肉がめちゃくちゃデカく、噛むとギュッギュッと音がするぐらいの歯ごたえ。野性味ある新食感でした

色んな理由でこの魚はキャッチ&イート一択ですな。
ブラウントラウト、今のところこの川で定着したとの報告は無いようですが、秋田の横手川支流の武道川では捕獲される9割がブラウントラウトになってしまったとのニュースもありました

ブラウントラウトやニジマスは閉鎖環境でしっかりと管理していただきたい!養殖されたニジマスの刺身は最高!そんな思いを確かめた渓流最終釣行でした。