昨日、お兄ちゃんは泣きながら晩ごはんを食べました。


理由がありました。


「T坊が、約束してすぐに破ったから。」


それだけではありません。


「ごめんなさい。もうしません。」と約束したのに、T坊がすぐにそれを破り、同じようにイヤなことをしてきたからです。


それは昨日だけでなく、いままでもずっと似たようなことがあったからです。


しかも、自分の気持ちは悲しいままなのに、弟はそのことを忘れたかのように、楽しそうに遊んだり、テレビを見たりしていたからです。


パパに言われてT坊は、改めて謝りに行きました。


でも何に対して謝っているのか判っていなくて、お兄ちゃんはさらに悲しくなりました。



ずっと、お兄ちゃんなりに我慢していたのです。


昨日は、それがとうとう溢れ出てしまいました。


そんな時、お兄ちゃんは堪えきれずに泣きます。


ご飯を食べる手を止めて。


そしてお話をしました。


自分の気持ち。


何がイヤだったのか。


どうして欲しかったのか。


どうすべきだったのか。


T坊は、お話の途中で疲れて寝てしまいました。


T坊が寝てからも、お話は続きます。



お兄ちゃんの心は、日に日に、複雑に育っていきます。


子ども扱いせず、一人の人間として、親たちもお話したつもりです。


しかし、今回は親のほうも勉強させてもらいました。



一晩経って、今日も相変わらず喧嘩はします。


でも、少しやさしくなったように見えます。


皆、少しづつ、成長しています。