4月22日は、中田譲治の誕生日。
というわけで、今日はスーパー戦隊シリーズで中田譲治の演じたキャラクターを紹介する。


『超新星フラッシュマン』では、暗黒のハンター、サー・カウラーを演じた。

鞭の威力はスーツ越しでも痕が残るほどで、フラッシュマンとの初戦では、力の差を見せ付けた。


最初は改造実験帝国メスの客分として登場したが、第43話で片腕のボー・ガルダンが登場し、カウラーは第三勢力に変貌する。


第48話で、レッドフラッシュとの一騎打ちに挑む。
「夕陽を浴びて流れる血は、綺麗だぜ。」という台詞が痺れる。
そしてカウラーは、イエローフラッシュ・サラに、協力者である時村博士が実の父親であることを告げて息絶えた。


続く『光戦隊マスクマン』では、第34話「愛と殺意のブルース」に登場する地底獣グロンドグラーの声を演じた。
ちなみに人間態は、前作のブルーフラッシュ・石渡譲(石渡康浩)である。
さらに、ピンクマスク・モモコとは『鳥人戦隊ジェットマン』で、裏次元ディメンシアの戦士として再び共演する。


『超獣戦隊ライブマン』では、武装頭脳軍ボルトのボス・大教授ビアスを演じる。岡本美登とは、これで3年連続で共演することになった。


最終回で、ビアスは実は老人だったことが判明し、立つことすらままならないほど衰えてしまう。
忠実な部下・ガードノイド・ガッシュに支えられながら、本拠地ヅノーベースに逃げ込むが、エンジンを作動させた直後、大爆発を起こしてしまう。

ビアス「何だ?これは…」
ガッシュ「花火です。ビアス様の地球征服をお祝いする花火です。」
ビアス「おおお…そうか…素晴らしい……」
と、ビアスの耳に、自らを讃える幻聴が聴こえて来る。
"ビアス様ー。ビアス様ー"
ビアス「ガッシュ……聞こえるか……?こ、この声が……」
ガッシュ「はい、全人類がビアス様を讃えております。ビバ!ビアス!」
そして、ヅノーベースは大爆発した。

ライブマンは、命の重さを噛み締めながら、生きとし生けるものの心の前に敗れ去っていった者たちの記録を見続けるのであった。(最終回のナレーションより)


それから23年後の2011年。『海賊戦隊ゴーカイジャー』第30話「友の魂だけでも」では、大科学者ザイエンの声を演じた。
この回は、『ライブマン』のレジェンド回であり、ザイエンはビアスがモチーフとなっている。

ワルズ・ギル「おお、ザイエン!ザイエンではないか!」
ザイエン「フッ、安心したまえインサーン。別に君の仕事を奪うつもりはない。
私も本国で忙しくしている身なのでね。
私はバリゾーグの生みの親として、様子を見に来たのだよ。
脱走兵シド・バミックを改造し、バリゾーグとして殿下に献上したのはこの私だからね。」

その科学力は、大原丈をして「タチの悪い天才」と言わしめた。


そして2016年。『動物戦隊ジュウオウジャー』では、アザルドの声を演じるが、
同期の『魔法つかいプリキュア!』でも、ガメッツの声を演じており、
同期の戦隊とプリキュアのダブルブッキングである。

(同様の事例では、玄田哲章が2012年に『特命戦隊ゴーバスターズ』でゴリサキ・バナナを、『スマイルプリキュア!』でピエーロを演じている。)