
'91年版には、アルバム「大竜界」に収録されたver.があり、シングルver.とは歌詞が違っている。
ベストアルバム「昇竜魂」に収録されたのはこの「大竜界」ver.である。
歌詞は1番と8番を除き、すべて変わっている。
(アナウンス)
「漆黒のナゴヤ球場上空から、今まさに、竜が舞い降りようとしています!
さあ、ツーナッシング。ピッチャー振りかぶって第3球を投げました、空振り三振!
ドラゴンズ優勝!中日、3年ぶり5回目の優勝です!」
実際に優勝したのは広島で、中日は2位だった。
♪遠い夜空にこだまする
竜の叫びを耳にして
ナゴヤ球場詰めかけた
ぼくらをジーンとしびれさす
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
♪昇竜彦野が天翔ける
若竜立浪 風を捲く
恐竜宇野が火を吹けば
竜王落合 跳ね上がる
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(彦野利勝、立浪和義、宇野勝、落合博満)
『'77』同様、「一番、二番…」という形式ではないのが特徴的。
宇野勝はこれが最後の登場。
♪舶竜ライアル 雲を衝く
青龍仁村が目を据える
怪竜大豊 空を分け
竜骨中村 地を揺らす
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(マーク・ライアル、仁村徹、大豊泰昭、中村武志)
「竜骨」とは、船を支える、人体で言えば背骨のこと。チームの屋台骨ということだ。
♪スピード熱いぜ 与田剛
やっぱり守護神 郭源治
頼みは小松だ 西本だ
夢は今中 上原だ
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(与田剛、郭源治、小松辰雄、西本聖、今中慎二、上原晃)
郭源治は'89年に日本国籍を取得。本名は「佳久源治」となったが、登録名はそのまま「郭源治」だった。
♪必ず近藤 よみがえれ
川端・山本 メジャーだぞ
新竜小島にアンダーソン
山田・米村・鹿島・小野
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(近藤真一、川端泰博、山本昌、小島弘務、スコット・アンダーソン、山田喜久夫、米村明、鹿島忠、小野和幸)
山本昌は若手時代に野球留学していたことがあったため、『'88』と本作で「メジャー」という歌詞が出ている。
♪切り札川又 飛び出せば
やるぞ長嶋 勝負運
帰ってきたぜ 小松崎
渋いぜ大石・北村も
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(川又米利、長嶋清幸、小松崎善久、大石友好、北村照文)
北村照文は'85年阪神の2番打者だった。
♪いけいけ神山・酒井・松井
俊足前原・遠田・小森
種田に山崎・山口と
うねる暴れる竜の群れ
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
(神山一義、酒井忠晴、松井達徳、前原博之、遠田誠治、小森哲也、種田仁、山崎武司、山口幸司)
竜の群れの中で種田と山崎は息長く野球人生を送る。
♪きっと乱セの上に立ち
狙うはるかな獅子軍団
そして輝く日本一
星野監督の胴上げだ
いいぞがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
がんばれがんばれドラゴンズ
燃えよドラゴンズ
初代からただひとり皆勤だった星野仙一。次の『平成FIVE』では監督を退いたため登場しなかったが、次次作『'98』で復帰する。
次回「燃えよドラゴンズ!! 往年の名選手編」