ハロゲンのまとめ【高校化学】 | naganomathblog

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今日はフランスの化学者アンリ・モアッサンフッ素の単離に成功した日

…ということで、高校の無機化学の中で、ハロゲンについてテストによく出るところをまとめてみました。高校生の皆さん、受験生の皆さんは必見です!(^_-)-☆

ハロゲンというのは下記の元素周期表において右から2 列目(17 族)の
F(フッ素)、Cl(塩素)、Br(臭素)、I(ヨウ素)、At(アスタチン)
のことですが最後のAt(アスタチン)は知らなくても大丈夫です。

次の表にハロゲン単体の性質をまとめておきます。特に赤字になっているところがテストに出題されるので、要注意です!

【ハロゲン単体の性質】

【ハロゲンの酸化力(反応性)】
ハロゲンは周期表の上にあるものほど反応性が激しくなります。
一般に周期表の右上にいくほど電気陰性度(電子を引きつける力)は強くなりますが電子を引きつける力が強いということは、それだけ酸化力が強いということです。

【ハロゲン化水素】
次はハロゲンと水素の化合物、すなわちハロゲン化水素です。
ここで電気陰性度が極端に強いフッ素だけは仲間はずれになっているから要注意です。


くどいようですが、フッ素の特異性をまとめておきます。

【ハロゲン化銀】
ハロゲンと銀の化合物(ハロゲン化銀)についても見ておきましょう。

ハロゲン化銀の沈殿は次の溶解性も重要です。


【塩素の製法】

ハロゲンの製法の内、特によく出題されるのが塩素の製法です。
塩素の製法には2つあります。


洗気瓶の順序は超頻出問題です。
 また、反応式はしっかりと作れるようにしましょう。



【塩化物イオンによる沈殿】
最後に水に不溶の塩化物を確認しておきましょう。
語呂合わせで覚えちゃって下さい(^_-)-☆



以上です。お疲れ様でした!!




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