みなさん、こんにちは!

 

2018年5月17日(木)に第1回目の防災カフェが開催されました。

 

防災カフェは日ごろ防災や被災地支援などに取り組んでいる個人や団体の方と、

ながのみらいのメンバーがもっと密度の濃い関係になろうということで

防災についての話を集まった皆さん全員でざっくばらんにお話しする会で、

今年度よりスタートしました。

 

第1回のゲストは多彩な顔を持つ、『たのしいBOSAI』の井川誠さん。

長野市の北石堂町で美容院を営みながら、商店街や地域を盛りあげるために

いろいろな活動をしています。

楽しいBOSAIの井川さんと小林さん

 

最初はスポーツを通じて商店街を盛りあげようとJ3長野パルセイロ応援イベントを開催。

その後善光寺御開帳では商店会組合として歩行者天国やブースなどを出して

協力し盛りあげました。

その反省会の時に、イベント開催中に『地震が起きたらどうなるのか?』という

安全面の疑問がわきます。

1847年に起きた善光寺地震もちょうど御開帳が開かれ、参拝客で混雑する中

2400人を超える死者が出たと記録されています。

まわりと話しても防災に関してはあまり意識がありません。

それならばイベントで楽しく防災の知識をつけてもらおうと考えました。

 

井川さんは自費で神戸まで出かけ、子供たちが楽しく学べる

防災訓練イベント「カエルキャラバン」の事務局を訪ねます。

神戸では長野から来た人ははじめてと言われながらもノウハウを聞き、

また信州大学の地域戦略プロフェッショナル・ゼミの第1期受講生として

イベントのプランを練っていきます。

 

そして2016年8月びんずる祭りにあわせて、商店会主催『楽しい防災』イベントを開催します。

行政を動かし消防車などの働く車を歩行者天国に並べ、

バケツリレーや毛布の担架ゲーム・水消火器体験等、

多くの家族連れが楽しみながら防災意識を高めることに成功しました。

翌年は商店会から地元住自協に主催を移行し、

30名の学生ボランティアも参加して地域密着イベントとして盛り上げました。

 

今年も8月4日(土) 12:30から 楽しい防災・キッズレスキュー体験として

バケツリレーや水消火体験・消防車や地震体験車もやってきます。

いろいろな防災時のトイレなども展示を計画しています。

 

井川さんの今後の目標は、高学年を対象に親子で避難所体験泊をしてもらうこと。

そのためには避難所運営のマニュアルづくりが欠かせません。

今年から年4回の防災勉強会を地域で実施。

住自協・学校・信大教育学部・商店街なども巻き込みながら、

これからも楽しく防災に関わっていきます。

 

「この人といると楽しいのよ」というメンバーの言葉や、井川さんが培ってきた

経験・人脈・財力・アイデア、そして行動力と笑顔が魅力的に感じた2時間でした。

 

・楽しいBOSAI

Facebookページ:https://www.facebook.com/bosainagano/