セグメント1の説明で質問がありました。
前方凹に引くことと、フェイス面が歪んで上がることが分かりにくいとのことでした。
前回投稿のセグメント1の図は、体を固定した場合のフェイスの動きを示したものです。これに体と肩の動き(腰の回転運動と肩の縦運動)が加わると、第三者には、前方凹が緩和されて見えます。もし前方凹を少なめにした場合、体の動きを加えると、第三者からは飛球線に沿って前方凸か真っ直ぐに引いているように見えます(ここが分かりにくいかも)。
本人の意識している動きと、第三者から見える動きは違うということです。だから、プロのスイングと同じ軌跡をなぞろうとしても無理なのです。
例えば、インサイドアウトに振れと言われて、そのように努力しても出来ないのはそういうカラクリです。
プロはインサイドアウトに振ろうなんてきっと意識していないからです。
それとは違う別の意識があって、その意識に従うと、自動的にインサイドアウトになっているだけです。
その意識を知ることが大切だと思います。
その意識とは、「手を体の前に突き出すこと」だと私は考えています。
カラテの中段突きです。
右手を左回転させながら、相手の腹を突くイメージです。これについてはセグメント4のところで詳しく説明します(まだ先です)。
このインパクトを意識すると、腕が伸びて、インサイドアウトなスイングに自動的になります。
そして必ずドローになります。
逆に、手でインサイドアウトを意識して丸く振ろうとすると、体の動きが入った瞬間、アウトサイドインになり、腕が縮み、左肘が引け、スライスします。
しつこいようですが、正しいテークバックは、グリップを左回転させながら、前方凹を意識しながら腕(クラブ)を縦に上げることです。
それを意識すると、フェースの向きは図のように変化しながら上がるということです。
ちなみに、体の動きとは、テークバックで左に体幹を傾ける(lateral bending)ということで、回すのではありません。
左肩を縦に落とすイメージです。
体の右にクラブを上げるので、腰の右回転の要素は必ず入りますが、自分で腰を回転させようとすると失敗します。
肩の動きに引っ張られて、勝手に腰が回転しているだけです。