中学生の頃、学習塾で同じクラスだったNさんに恋をした。彼女は若干肌が浅黒くて、当時は知らなかったんだが後に聞いたところによると東南アジア系のクォーターであったんだそうな。僕が先に入っていた塾にNさんは後から入ってきたのだけれど、その際「スミダ君は字が上手いからな、ノート写させてあげて。」と講師に言われ、英語のノートを貸してあげた思い出がある。事後、「ありがとう。」と言われて、スミちゃん小勃起。返ってきた紙面に勇躍頬ずり&チンずりをしたものだ。ちなみに精子は乾燥すると黄色くなる。

 当時、NHKで「ふしぎの海のナディア」というガイナックス制作、庵野秀明監督のアニメが放映されていた。未来少年コナンを思わせるような懐かしさ+近未来な世界観(今だとスチームパンクっていうのかな?)で、僕はすぐそちらの虜にもなった。その作品のヒロインである「ナディア」がまさに褐色の美少女であり、僕はそれをいつしかNさんに重ね合わせるようになっていた。イラストも何度か描いたかな。全部その日のうちに燃やしたけど。

 ナディアと同じガイナックスの「オネアミスの翼」にも耽溺した。初見はまぁ、感動したよ。森本レオの声たまらん。でも今にして思うと、あれもフレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』のインスパイアなんだろうな。「世界の中心で愛を叫んだ……」とか、庵野さん相当SF好きなんだろね。

 そうして常軌を逸した少年はやがて、『アニメージュ』や『アニメディア』を買い漁ったり、『アクションバンド』や『ラジオライフ』を立ち読みし、『ファミコン通信』の読者ページに投稿するような青春を過ごしたといいます 。

 で、それからおよそ三十年後、まさか埼玉の場末のフィリピンパブのお立ち台でCarpentersのナンバーを6曲も大熱唱することになろうとはね……とっぽぶだわーぉ、るっきん。

 

 

 

 

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