片山 善博・慶大教授を迎えての政治スクール | ながの 聖 

片山 善博・慶大教授を迎えての政治スクール

 第4回目の政治スクールが、片山善博・慶応義塾大学教授、元鳥取県知事を迎えて開催されました。行政刷新会議議員も務めておられる片山先生は民主党とも大いに関係のある方で、「新政権と地方財政」と題した昨年に引き続いての講演は本当に示唆に富んだ内容でした。


 当日は司会進行を担当したのですが、事あるごとに我々議員の方を見つめながら、地方議会の役割の重要性について言及されたことは、極めてありがたいことでした。


 先ず地域主権のあり方については、道州制をとってみても「地方分権型」道州制は、中央からの視点で中央政府の介入が大きい、したがって「地域主権型」道州制を目指すべきであると断言され、地域主権はあくまでも住民のためにあることを力説されました。


 また、税は本来、下げることができるという観点に立って、税率引き下げと歳出削減、これを連動するべきという考え方も示されました。今後は、税が政策論争の中心にあるべきであり、そのためには議会による行政監視機能を向上させる必要があることにも触れられ、スクール受講生のみならず我々地方自治体の議員にとって、新たな目標を意識することのできた貴重な講演でした。



長野聖のブログ-10-01-09-1


長野聖のブログ-10-01-09-2

注)写真はクリックすると大きく表示されます