橋下知事と民主府議、国家要望説明会 | ながの 聖 

橋下知事と民主府議、国家要望説明会

 6月20日午前9時から、民主党大阪府議会議員・幹事団は橋下知事はじめ理事者の皆さんと共に、大阪選出の民主党国会議員団に対して国の施策に提案・要望を行いました。私は昨年に引き続き、幹事として出席しました。大阪府から国に対する要望ですので、「迅速かつ効果的な新型インフルエンザ対策の推進」、「関西国際空港をはじめとする都市基盤整備の推進」といった内容ですが、主要重点項目として、「地域主権の実現」を要望しました。この地域主権については、17日にも知事を招いてシンポジウムを行いましたが、民主党の考える地域主権、すなわち国の形は基礎自治体と国の2階建て構造ということで、当日もこの件で知事と国会議員との間で議論になりました。


 知事は民主党案に対して、「現実離れした国家像」、「民主党案は、広域行政の意見が反映される視点がない」、「民主党案は政権担当能力に疑問」と辛辣な意見を投げかけられましたが、大阪府連代表の平野衆議院議員は、知事のこの意見に対して「要望として受け止める」旨の発言に終始しました。議論がかみ合わない感は、先日17日と同様でした。


 本来は国会議員に府の施策を要望する場であり、国家像を語る場ではなかったはずですが、知事は全く関係ない質問の回答を民主党地域主権案に強引に結びつけるような発言もあり、「相変わらず」の様相でしたが、これからの府の事業は地域主権という視点は欠かすことはできず、一定の理解は示します。


 むしろ、知事の意見に対して明確に回答しない、知事の案を凌駕するべく、民主党案を積極的にアピールする態度が見受けられなかった民主党国会議員団の回答は、大いに問題がありました。大変残念な説明会でした。


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