橋下知事への提言 | ながの 聖 

橋下知事への提言


 11月27日、大阪府公館にて橋下知事に対し、来年度予算に向けた大阪府政に対する提言を行いました。出席者は西脇幹事長、関政調会長はじめ民主党・無所属ネット大阪府議会議員団であり、橋下知事、副知事、および総務部長、政策企画部長に対して提言書をもとに議論を行いました。


 来年度予算は、報道でも示されているように約590億円の削減が必要とされており、知事からは「予算の提言だけではなく、削る議論も必要である」、「大阪府は現状では予算を組める状況にない」という、7月臨時議会の時以上に危機感を持った発言が目立ちました。これに対し民主党は、予算がないから仕事ができないとするこれまでの府の「予算絶対至上主義」とは決別し、予算編成の考え方を「収入の範囲で最大限の仕事をする」ことに改め、仕事を造ること、居住人口を増やすことに主眼を置き、「縦割り行政」ではない部局横断的な施策を提言しました。


 私も副政調会長として、今すぐ行うべき医師確保対策の課題について言及しました。特に、魅力のある医師の組織づくり・医局に代わる公的医師派遣機構の創設を求め、①公立病院の運営を「市町」のみに任せるのではなく、医師をはじめ医療従事者の確保については、広域的な観点で府が一定の関与をする。②若い医師から「この医師から学びたい」と思われる優秀な指導医を採用できるよう、給与や勤務条件に柔軟性を持たせ、「医師を集めることのできる医師」の確保に努める、というような、予算規模の縮小が問われる今だからこそ、もともと医療の質の高い大阪で前向きな将来性のある議論がなされるよう、知事に求めました。


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