大阪府知事選挙の結果 | ながの 聖 

大阪府知事選挙の結果



 大阪府知事選挙期間中はホームページの更新を控えていましたが、今週からまた再開します。


 さて、27日に実施された大阪府知事選挙は、民主党推薦の熊谷さだとし候補が大差で敗れる開票結果になりました。相手候補とは圧倒的な知名度の差があり、これを跳ね返すべく候補者と共に努力を重ねてきましたが、力が及びませんでした。選挙期間中に行っていた演説会や街頭活動では、熊谷候補に対して温かな言葉をかけていただくことが多かっただけに、大変残念です。ただ、民主党会派結成8年目にして初めて独自候補を擁立し、与野党相乗りではない選挙に挑んだことは、次のステップに間違いなく繋がると思っています。


選挙結果は厳しいものでしたが、投票率が前回の知事選挙よりも大幅に向上したことは明るい材料です。とりわけ、私の選挙区である堺市南区では50.77%であり、大阪府全体の48.95%を上回りました。このことは府民の皆様に「選択肢」を提供するという政治の役割を果たせた成果であると、勝手ながら解釈しています(表1)。



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 また、付け加えて申しますと、堺市南区の熊谷候補の得票率は32.34%であり、これは大阪府全体の29.45%より高く、府下の自治体の中でも比較的上位に位置づけられています(表2)。ホームページ上で恐縮ですが、熊谷候補に1票を投じていただいた方々に、御礼申し上げます。


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 最後に、選挙期間を通して考えさせられたことがあります。選挙期間に行っていた街頭活動の際、多くの方から「ビラに候補者の名前が書いていない。」「何で写真がないの?」「何で掲げている旗に名前がないの?」などの疑問をぶつけられました。これは、選挙期間中の活動内容について公職選挙法で定められた規定により、候補者がいない場所では、候補者とわかるビラ、ポスターなどを提示できないようになっているのですが(注1、このようなことは府民の皆様には知られていないと思います。このように「通常の政治活動」と「選挙期間中の活動」が全く異なることは、私も議員になるまでは知りえなかったことの1つなのですが、先ず選挙の「方法」というものを皆様に深く理解していただくために、何らかの啓発手段を講じたいと考えています。


注)表はクリックすると大きく表示されます