自民党本部青年局「TEAM−11」鬼怒川被災地視察 | 永森直人のブログ

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昨年9月の豪雨により甚大な水害に遭った鬼怒川の決壊現場を視察しました。
これは自民党本部青年局「TEAM-11」の企画に参加させてもらったものです。
基本的には国会議員の皆様が中心でなかなか参加させてもらえないのですが、現在、富山県連青年局長を務めさせてもらっており、かつ富山県青年局が5年に一度回ってくる中央常任委員の委員を務める年に当たったことから、幸運にも参加することができたのです。

朝イチの新幹線で東京入りし自民党本部を出発。ということで牧原青年局長挨拶です。
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高速道路で走ること1時間あまりで常総市内です。茨城県が想像以上に近くびっくりでした。

最初に常総市役所で被害概要の聞き取りと意見交換です。
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災害には様々ありますが、
1 地震と違い被害が極めて局地的であること
2 しかし土砂災害に比べると一定の面的な広がりあり、市域の三分の一、市民の半数がなんらかの形で被災
3 外観的に被害の概要はわかりにくい(多くの家が浸水しており、生活に大きな影響が出ている。)

また高杉市長によれば
多くの市民が、まさか堤防が決壊し水害に遭うなど全く想像していなかったとの言葉は印象的で、これは裏を返せばどこで起きてもおかしくないということだと思います。
また現行の支援制度は家屋の全壊、大規模半壊への支援はあるが半壊以下の被害への支援が全くない。農業被災への支援はあるが地元の経済と生活を支える商工業者への支援が全くないなどの課題が指摘されました。

その他、災害対策本部や避難所設置に広域的な考え方を用いる必要性や自然堤防形成地での太陽光発電設置の規制、ダムの放水を所管する国交省と自治体の連携など多岐にわたる話が聞けました。

そして現地へ。
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多くの災害廃棄物が積み上げられています。
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ここが決壊地点です。空撮により家屋が流される場面は記憶に新しいところです。
決壊した堤防の距離は約200メートルで、現在は仮設堤防で対応してあります。
今後6年間かけ600億円を投じて決壊地点はじめ堤防の強化整備に取り組む予定とのことです。

人命を救うにはハードソフト両面の対策が、そして家屋などの財産を守るにはハードしかないと強調しておられました。
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最後に地元の商工会の皆さんと意見交換でした。
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商工業者への災害支援の弱さ、そして現在、圏央道の常総インター設置を見据えてのアグリサイエンスバレー構想の取り組みについて紹介がありました。

豪雨水害はどこにでも起こり得る災害です。災害の少ない富山県も例外ではありません。
本県の現状を改めて確認し十分な備えをしていかねばなりません。