こんにちは。熊本市東区の歯科医院、長嶺南ファミリー歯科です。
今回は「歯周病」についてお話しします。
「歯周病」みなさんもテレビや雑誌等で一度は聞いたことがある言葉だと思いますが、実際詳しく知っている方はほとんどいらっしゃらないのが現実です。
「虫歯」について知らない方は少ないのですが、「歯周病」って知ってます?と患者様にたずねると、ほとんどの方が「??」となってしまいます。
「歯周病」とは実は歯肉炎と歯周炎の総称で病気の進行度合いで「歯肉炎」と「歯周炎」にわけられます。
どちらもプラーク(歯垢)にひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯周組織に炎症が起きる点では同じですが、歯ぐきだけに炎症が起きている状態を「歯肉炎」といいます。これが歯ぐきの奥深くにある骨まで炎症が進行し、破壊された状態になると「歯周炎」です。
つまり軽症で治療により健康な元の歯ぐきに戻るものが「歯肉炎」、重症で治療により炎症をひかせ、進行を食い止めなければならないものが「歯周炎」となります。
歯周病は「沈黙の病」といわれるほど重症化するまで自覚症状がでにくいことで有名です。
歯が痛いことはないけれど、最近口の中がネバつく、口臭がする、歯磨きすると血が出る、歯並びが変わってきた等些細な変化を感じられたなら一度検査をすることをおすすめします。