突然ですが、
ショートケーキの苺、いつ食べますか？
「苺が大好き」という前提での質問ですが。
心理学の「ピーク・エンドの法則」で言うと
結論、「最後に食べる」がいいそうです。
「ピーク・エンドの法則」とは、
「人は、ある出来事に対し、
感情が最も高まった時（ピーク）と、
一連の出来事が終わった時（エンド）の
印象だけで、
全体的な印象を判断する」
という法則です。
そして
「ピーク」でも「エンド」でもない出来事は、
全体的な印象に
ほとんど影響を与えないそうです。
例えば
テーマパークの人気アトラクション。
60分待ちなんて当たり前。
人混みの中、ただひたすら並んで
5分足らずで乗り終わってしまう。
この5分足らずのアトラクションの中に
ピークがあり、エンドがある。
60分待ちの苦しさも、
この5分間で無かったことにのように
ほとんど記憶に残らなくなり、
また次の人気アトラクションの
長蛇の列に並び出す。
これこそがピークエンドの法則。
ピークエンドの実験として、
被験者に不快な音を下記の秒数聞いてもらう。
・8秒間（一定の音量）
・16秒間（最後の頃は音が小さくなる）
「16秒」のほうが
2倍も長く不快な音を聞かされるのに
被験者は
「8秒」のほうを不快に感じたそうです。
「終わりかたが楽」なほうが
印象良く記憶される。
つまり
感動することや美味しいものは
「最後に持ってきた方が良い」ということ。
なぜなら
最後に良い記憶を持ってくることで、
その行動全体の印象や記憶が良くなるから。
まとめると
「終わりよければ全て良し」。
「ピーク」のタイミングはいつでもいいそうです。
デートで例えると、
どこかのタイミングで
二人で盛り上がる「ピーク」を作る。
そして大事な「エンド」。
「エンド」で失敗してしまうと、
それまでの楽しい記憶すら
消されてしまうかもしれないので。
でも、逆に言うと、
デート全体がぼちぼちでも、
「エンド」さえよければ
良い印象に塗り替えることだって可。
という理由により
「ショートケーキの苺は、最後にとっておくべき」
ということでした。
と、説明はしましたが
それでも私は
苺は絶対最初に食べます！
