
2月の23日に教会全体協議会を開催しました。今回のテーマは「130周年記念事業について」です。今年の6月で金沢長町教会創立130年を数えます。ついてはこのことを神様に感謝し、記念の事業を四つ企画しています。(1)宣教師由来のリードオルガンの修復、(2)愛誦聖句・愛唱讃美歌集の編集、(3)金沢長町教会ものがたりの刊行、(4)特別伝道礼拝・講演会の開催、がこれにあたります。
報告に先立ち、婦人会によるおいしい昼食が出されました。今回は中華丼と味噌汁の献立でした。動物性たんぱく質を入れずに肉の代わりに車麩を揚げたものが入っており、「お肉みたい」との声が上がりました。味噌汁の味噌は5年間仕込んだものが使われ、熟成した深い味わいとなっていました。
続いて各事業の報告がなされました。各担当者から進捗状況について説明があり、それぞれの事業について出席したメンバーから意見や質問が出されました。オルガンについては見積もりに至る経緯が話され、修理の大切さについて奏楽者からの発言もありました。愛誦聖句・讃美歌と金沢長町教会ものがたりについては完成版の体裁や刊行時期など、特別伝道礼拝と講演会では講演の作り方(通常の一方通行の講演ではなく、双方向のやりとりから内容を考えていく)についての平野先生(元長町教会牧師)からの質問や、私たちからの回答の方法などについて活発な議論がなされていました。
限られた時間でしたがこの協議会で、教会員にとって記念事業がより一層身近なものになったと思います。
今回の昼食メニューは、にんにくの香りが食欲をそそる中華丼(揚げた車麩のせ)
主に守られたあゆみを見つめる準備、備えられた道に思いを馳せます。
※貴重な歴史を物語るリードオルガン
教会の3階ラウンジに、普段から何気なく私たちが目にしている1台の古いリードオルガンがあります。このオルガン、実は130年前の明治期から北陸におけるカナダ・メソジストによるキリスト教伝道と共に歩んできた、貴重な歴史を物語るオルガンなのです。須坂市のオルガン修復工房の方が見学に来られた際、このオルガンは修復が可能だといわれたとのこと。いつかこのオルガンの響きを蘇らせることができたらと夢が膨らみます。