初めての3園合同夏期学校!「自然に感謝!~豊かな自然の中で神の愛を感じる~」というテーマで白山ろく少年自然の家に、小学生36名と大人10名、計46名が集まりました。集合場所には、久しぶりの友達との再会に喜んでいる子、友達がおらず不安がっている子など様々でしたが、路線バスに乗って、いざ、出発です。

白山麓にある少年自然の家に着くと、あたりは一面緑で空気も澄んで、自然の息吹を直接感じ、これから始まる夏期学校が楽しみでした。まずは、出会いの集いと開会礼拝を行い、外での昼食を終えると、子ども達は早速、木登りや バッタやとんぼを追いかけ、早々に神様が創って下さった自然の恵みにとても喜んでいるようでした。

腹ごしらえを済ませ、追跡ハイクが始まりました。6グループに分かれ、指示された地図を頼りに目的地まで進みます。特にリーダーを決めなくても、自然と上級生がグループをまとめ、下級生を思いやる姿が見られました。途中、道を間違え来た道を戻り、「この道だよ!!」「あっ!あったー!!」と仲間と協力しながら、ゴールを喜びました。最終グループが着いたのは16時。約2時間以上、山の中を歩き回りお疲れの様子でしたが、おやつのスイカに疲れが飛んでいったようでした。

夕食、入浴を済ませ、提灯1つだけの灯りをともして、ナイトハイクをしました。足元が危なく、先もよく見えないので怖がっている子もいましたが、五感を研ぎ澄まし、何とか宿に戻り、いよいよ、梅光学童クラブさんと共に、交流ゲームとキャンドルサービスを行いました。ゲームはとても盛り上がり、初めて出会った仲間でしたが、一気に気持ちがほぐれたようです。

その後、1人1本のろうそくを持ち、キャンドルサービスの始まりです。1本のろうそくの火を隣のろうそくに分け、真っ暗だった部屋が次第に明るくなっていきました。92本の灯りの中で、金沢教会の小林先生と佐藤先生のお話を静かに聞きました。ろうそくの火を「分け」与え、火が「増える」様子を見て、何だか温かい気持ちを感じました。まさに「分けると増える」という神様の御言葉を体感し、讃美歌を歌い、お祈りを捧げました。 

2日目。朝6時に起き、梅光さんと一緒にラジオ体操を行い、1日が始まりました。「来たときよりも美しく」…部屋やトイレなどを掃除し、朝食を食べました。

そして、待ちにまったイワナつかみ。「去年、獲れなかったから今年こそはとりたい」「魚さばけるかな?」などとみんな胸をはずませているようです。60匹のイワナを放流し、見事全部捕まえることができました!イワナを掴み、自分でさばくことで「命」を頂いていることを実感できました。又、暑い中、所の方が一生懸命焼いて下さったおかげで頭から骨まで一物全体を美味しく頂くことができました。その後、川の中に入り、流れの速い所を泳いだり、岩からジャンピングしたり、大自然の偉大さや恵みをいっぱい感じることができました。

最後に各グループで感想を話し、閉会礼拝を行いました。お家の人と離れ、寂しかった子もそれぞれの活動を楽しみ、神様に守られて2日間を過ごすことができました。日頃は別の場所で行っている教会神様から頂いた五感をフルに使い、豊かな自然の恵みに浸りながら、正に恵まれた夏期学校でした。