僕は、生まれて初めてアルバムCDを買った。
1988年1月11日ハウンド・ドック『GOLD』二千八百円也である。
中学生の僕にとっては、二千八百円は、大金であることは言うまでもないないでしょう。
ハウンド・ドック『GOLD』僕の手の中でキラキラ輝いてゴールドだった。
仏壇にお供えして毎日拝んでいたいくらいに宝物だ。
やっぱりなんでも初めての体験っていうのは、キラキラしていてワクワクしていつまでもいつまでも大事に大事にしたいもんだ。

ゴールドライオット!!

僕にとってスペシャルなアルバムだ。

『Gold』

1 SHAKEDOWN
2 DOG DAYS
3 ONLY LOVE
4 NO NAME HEROES
5 15の好奇心
6 太陽の様に
7 DESTINY
8 火の玉ボーイ
9 BELIEVE
10 Ambitious

もしも何かのインタビューなんぞで,なあたのFAVORITEな一枚はって聞かれたら。



Sex Pistolsの『NEVER MIND』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-Sex_PistolsNeve
NIRVANAの『NEVER MIND』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-NIRVANA NEVER MIND
RED HOT CHILI PEPPESの『ブラット シュガー セックス マジック』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-ブラット シュガー セックス マジック
ブルーハーツの『THE BLUE HEARTS』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-THE BLUE HEARTS
椎名林檎の『無罪モラトリアム』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-無罪モラトリアム



ハウンド・ドッグの『Gold』と答えるでしょう。
永田智也のロッキンロール青春論-ハウンド・ドッグ Gold



1988年1月11日の冬は、ハウンド・ドッグの風が日本中に吹き荒れいたね。
僕のなかでは、ハウンド・ドッグハリケーンが僕の心をグルグルドーン!!
僕のCDデッキの横には、長渕剛の『とんぼ』のシングルCDとハウンド ドッグのアルバムCDが並んでいる。
大人になって金がなくてCDを売らないといけない状態に何回もなったけどこの二枚は、売れない僕がいるよ。

そんな冬のある日、哲也がスーパーBダッシュで学校に来た。
だいたい哲也がスーパーBダッシュで来る時は、事件勃発である。

やはりこの日もそうだった…

哲也『くるばぃ』
永田『なにが?』
哲也『くるとばぃ』ガクガクブルブル
永田『はっ!だけんなにがくるとや』
哲也ガクガクブルブル『ドッグが熊本にライブツアーできなさるげな。』
永田『…』ガクガクブルブル
哲也ガクガクブルブル

めちゃめちゃ興奮した。
あれよりもこれよりもなによりも興奮した。

でも八代市の中学生にとって熊本市内にいわゆる町(八代の繁華街)でわなく街(熊本市内の繁華街)に行く事は大冒険なんだ。
しかもライブに行くなんて想像も出来ない出来事なんですよ。
僕は、悩んだ!
もちろん僕のロッキンロールモンスターにも問い掛けた。
チィン!
悩んで1秒後には、答えはでた。

行く!絶対行く!
たとえ親が死んでも天国から坂本龍馬が遊ぼーぃ。。てお誘いがあっても大好きな女子がらラブホに誘われても行く事に僕たちは、決めた。
早速サティー八代店で二月十日 熊本市民会館 ハウンドドッグ OVER LAND ツアーを二枚Getした。

自分で決めて自分でお金をだして行く初めてのライブ。
しかもハウンド ドッグのライブなのだ。

ハウンドドックに童貞をささぐ。