新作脚本!後編 | 夕暮れどきのナガバナシ

夕暮れどきのナガバナシ

ひつじ座30分劇場決勝の応援ありがとうございました!

これで完結。つづきです!




女 ズバリ、そこまで決意した・・・お姉ちゃんの魅力は?決め手は?

男 ばっ・・・おまっ!・・・別に話すようなことでもねぇじゃねえか!
女 ・・・・・・・・・・・別に話すほどの理由は、ないと?

男 ええい!分かったよ!ちょっとだけ挙げてみるとだな・・・・。弱音をぶつけることは多くても、最後は自分で前向きにやって
いける強いとことか、あと、笑顔が可愛いよね。たまんないね。あとは、そうだな。オレの好きな食べ物とかやたら覚えてて。
この前さ、ピクニック行ったときに大学芋作ってきてくれたことがあって。あれ、以外と難しいのにその味付けがまた・・・

女 へえ~っくしょい!チックショー!
男 なんちゅうクシャミすんだよ、人がいい話してるときに。
女 いや~、サブい話をありがとうございます。
男 おい!

女 サブいサブい。なんか、恥ずかしいね。
男 だったら聞くなよ。喋ってるオレが恥ずかしいっつうんだよ!
女 「笑顔がね、たまんないね。」・・・ううううう~っ!(体を両腕で擦り暖める動作)

男 そんな言い方してねえだろ!寒いんなら中に入れ!風邪ひくぞ。
女 いや~、なんか、珍しい話聞けちゃったな。
男 こんなに待たされたら・・・変なテンションになっちまって。口が滑ったかな・・・。

女 ・・・しかし、寒いね今日。
男 ああ。オレも風邪ひきそう。そこのファミマでホッカイロ買ってこようかな。
女 雪かもしれないって。
男 マジで?
女 お昼の予報で言ってたよ。

男 そっかあ・・・・。んじゃ傘も買っとこうかな。ぜんぜん準備不足じゃんね。オレ。
女 なんかゴメンね、長話しちゃって。そろそろ、お姉ちゃん引っ張り出してくるから、待ってて。(ドアを閉めようとする)

男 おい、ちょっと待て!
女 ・・・え、なに?
男 公務員試験、一番不安な科目は何だ。
女 え?
男 こんど、よかったら見てやろうかと思って。どこが一番苦手だと思ってる?

女 ああ・・・・えっとね・・・・スウガク処理、かな?
男 数的処理、な。
女 ああ、そうだっけ?それそれ~。
男 珍しいとこ不安がってんなオマエ。地学とか歴史とか言うのかと思ってたよ。オレとしても今度こそは受かって欲しいからね、
先輩が今度みてやっから!安心しなさい。

女 うん。ありがと・・・じゃあね。(ドアを閉めようとする)
男 いや、待て!
女 もう・・・今度は何よ?
男 なあ、マイちゃん。
女 え?

男 ずいぶんと、芝居が上手くなったなあ。
女 何の話?
男 お前・・・・・アイちゃんだろ。

◎ちょいと、間。

女 ・・・・・・・・・・・・・バレたか。
男 クシャミでわかったよ。
女 クシャミ?
男 妹のマイちゃんはなぁ、クシャミするとき手でちゃんと押さえるんだよ。アイちゃんも綺麗にクシャミしたら?オヤジみたいだぞ。

女 それは油断したわね。
男 そんなことはどうだっていいんだよ。どうしてマイちゃんのフリなんてしたんだ。
女 ・・・・・ごめんね、本当。
男 ・・・・・タチ、悪くね?

女 だって、なんか・・・。
男 なに。

女 なんかさ、怖くなっちゃって。
男 ・・・・・・・・・・。

女 結婚なんて、聞いたらなんか・・・。
男 だからって・・・

女 ごめん。また逃げ腰になったりして。
男 ・・・・・・いつもそうだよ?アイちゃんは。
女 ・・・・・・・・・・。
男 逃げないでくれよ。大事なときに限って。・・・オレは、本気で向き合おうとしたのにさ。

女 ・・・・そうだね。
男 バカヤローだな。ホントに。・・・・・あの時、マイちゃんに頼んでオレにアタックさせたとき。断ってたりしたら、
お前、諦めきれたのかよ・・・。

女 ・・・・・・・。
男 今だって、下手したら・・・・・。
女 待ってたんだよ。・・・一緒になろうって、嬉しいよ、すごく。・・・でも
男 だったら逃げんじゃねえ!

女 ・・・・・。
男 ずるいよアイちゃんは。二度と、オレの気持ちを真っ直ぐ聞いてもらえないところだった。

女 バカだね、私。
男 ホントだよ。どうすりゃいいんだよ、このザマ・・・。
女 ・・・・ごめん。怒ってるよね。

男 怒ってないよ。・・・ただ、戸惑ってる。どうしていつも、そうなのかなって。
女 自信がないんだよ。今だって。
男 今さらいいじゃない、そんなの。そのままで。今のアイちゃんのままでいいだろ。

女 ・・・・・・・・・。
男 少なくともオレは、今のアイちゃんのままでいいと思う。だから、自信がなくたって、しどろもどろだって、時間がかかったっていいから、いつもそのままのアイちゃんで話して欲しいし。
女 うん・・・。

男 それに、こんな芝居までしちゃう度胸があるんだったら、もっと強気で来いよって思うし・・(少し笑って)
女 私で、いいの。
男 え?
女 いいの?私で。

男 まだリハしかしてねえだろ。逃げられちゃったし!
女 ・・・(はにかむ)リハ、に、しちゃってごめん・・・。
男 もう一回・・・させろよ。アイちゃんに。
女 なんか、色々聞いちゃって、ゴチャゴチャだよ。

男 話すつもりなんてなかったよ!あんなベラベラと。恥ずかしいわ。
女 知らなかった。私より先に、ユウキくんの方が・・・
男 おい、調子乗るなよ。

女 すみません。・・・・・・・・本番、お願いします。
男 いや、お願いされても。
女 ・・・・・・・・。
男 ・・・えっと、オレと結婚しろ!色々いいことあるぞ!

女 ・・・ぷっ。(吹き出す)
男 おい!
女 (わざとらしく)・・・ええっ、よろしいんですか!

◎ 2人、笑う。

男 なんだそれ。バカにしてんだろ!
女 ・・・・色々って、何よ。(照れくさく、いたたまれなくなる)

男 知らねえよ。ただ、強気な方がいいのかなって。
女 調子乗るなよ。

男 ・・・・・・・記念日は、分けた方がよかったか。
女 (静かに、首を振る)

◎奥からマイの声(録音でいいです)が聞こえてくる。

マイ  ねえ、リビングまで風が届いて寒いんですけどー。
ユウキ あっ。いたのか、本物のマイちゃん。

アイ  ねえマイ~、私たちねえ、結婚することに・・・

ユウキ うおおい!?いやっ、あのっ、(アイからお守りを奪い)た、誕生日プレゼント、持ってきてやったぞーっ!ほら、お守り!

◎暗転、おしまい。




うああああ、欲求不満で脳が沸いてますね☆
なんで結婚の話なんて書いたんでしょう!?


いかがでしたかね。一番の問題点は書いてるのがナガイだということですね!!