3月11日(金)。
現実と思いたくない!
信じられない光景、廃墟としか表現できない街?の姿が、何度もテレビの映像に映し出される。
どうか皆さん、津波到達前に、高台に避難しておられますように。
祈る。祈り続けるから、どうか被災地に早くライフラインの復旧を。
温かい食べ物を。

心がどうかなってしまいそう。
どうしてこんなコトが起こってしまったのか?


地震のコトは、外出先で夫から聞いた。私達の住んでいる地域は全く揺れていなかったので、その時は「被害が出てないといいネ」と話した程度だったのだが…。
自分の携帯が、聞いたコトのないメロディー音で鳴った。
エリアメール!?
居住地の災害警戒本部から。
津波警報!?
市内の海岸線沿いの小学校区が具体的にあげられ、避難場所もそれぞれ出ていた。
嫌な予感がした。
私の住んでいる地域は、沿岸部ではないけれど。
いつだったか、奥尻島の津波被害の時、夜、漆黒の闇の中を赤々と燃えていた炎を、報道ヘリからの映像で見た時のショックが思い出されて。

夕方帰宅して知った、現実とは思えない現実の数々の映像。
早く早く何とかしてあげないと。夜になってしまう。被災した方々は身を寄せるコトのできる場所はあるのか?
ライフライン全てが止まった場所で、真っ暗な寒い夜を迎えてしまう。

きっと、テレビを通して日本中の殆どの人が、そう思っている。
同じ日本にいて、被災された方々に、今、毛布を保温容器に入れた食べ物を、差し上げるコトができないという現実が、受け入れられない。

私は今、灯りの灯った家にいて、布団に寝ている子供達の寝息を聞いていて…。
涙が出そうだ。言葉にできないくらい恵まれた幸せなんだ、と…、絶対に感謝して大切にしなければならない時間を今過ごしているんだ、と…。
どうか被災された方々の今が、早く早く改善されますように。

私のような病に侵された者が、
「アト45年生きる!」
と、大見得を切って生きている。健康な元気な未来ある方達が大勢、こんなコトで命を落としたりケガをしたり病気になってしまうのは、耐えられない。

156日目