ライセンス講習CAMP終了(前期) | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

ライセンス講習CAMP終了(前期)

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鹿児島.京セラリゾートでの5泊6日のライセンス講習CAMP、昨日最終日の筆記試験にて無事終了。
改めてSOCCERを指導者目線から見つめ直し、世界のSOCCERそして日本の未来のSOCCERを真剣に考える事により、色んな発見があり大変有意義なCAMPであった。

突き詰めて考えていくと、やはり基本的な技術LEVELの向上は欠かせない。

解りやすい比較でいうと、2010南アフリカW杯においての優勝チーム.スペインと日本代表とのパス成功率(平均)の差。

スペインが80%の成功率に対し、日本は60%。
個人でいうとスペイン代表.XAVIにいたっては90分間で106本のパスを出し92本の成功。

単純に考えて技術LEVELの差がまだまだある。

この技術LEVELの差を埋める作業(育成年代の指導)は必要不可欠だ。


そして優れた選手の条件である“自立した選手”の育成。
最終的にプロの世界で活躍していける選手は皆“自立”している。
この自立が無いと結局ピッチ上で自分で判断してプレーする事が出来ず、全て人任せになり更にミスを恐がり前向きなプレーが出来ない。
若くしてJリーグで全くプレーする事が出来ずJFLに下りてきてる選手はだいたい自立が出来ていない。
そして謙虚さが無く、何の努力もしない選手は、すぐに消えていく。


育成年代から“自立”した選手を作る事が指導者の大切な役割であり仕事なのかもしれない。



非常に色んな発見があり、たくさんのヒントがあった今回の講習CAMP。

大切なシーズン中、チームを離れる事を許可して頂いた榊原チームオーナー、監督には改めて感謝したい。


「SOCCERを学ぶ事を止めたら指導者を止めなければならない」
ロジェ・ルメールの言葉だが、選手も同様だと思う。

SOCCERを学ぶ事を止めたら選手を止めなければならない。


SOCCER道の追求は続く。


(写真はライセンス講習CAMP参加のMEMBER。志の高いSOCCER人達。)



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