vs 佐川滋賀 | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

vs 佐川滋賀

沖縄市コザ陸上競技場でおこなわれたホームゲーム佐川滋賀戦。
沖縄県知事はじめ久々多くの観客の皆さんがスタンドに来てくれた。
本当に有難く思うしこの場を借りて感謝したいと思います。


結果は1対1の引き分け。
負けなくて良かった。
惜しい試合だった。
よく頑張った。

色んな意見があると思う。

SOCCERを職業としプロ選手である以上、常に高いLEVELのSOCCERを追求し結果に拘らなければならない。約20年そうやって生きてきたし、プロ選手である限りこれからも考え方は変わらない。
だから毎試合戦った後にプロとしての意見、考えを正直に書いている。
“アマチュア”では無く“プロ”としてだ。

今日の試合、お互い内容は全く無い残念な試合だった。
確かにピッチコンディションは酷かった。
だからある意味、前線に放り込んで走るだけのLEVELの低いSOCCERになったのかもしれない。
そんな中でも決定的なチャンスの数でいうと佐川滋賀3くらいに琉球は0。とにかく我らが琉球、攻撃に全くアイデアが無い。だからチャンスを作れない。
ユウキを中心に皆よくディフェンスは頑張っていた。
だからこそ何とか引き分けには出来たと思う。
何度も言ってきたが上のLEVELでは頑張るとか一生懸命戦う事は当たり前、それプラス何があるかの勝負となる。

リーグ戦を戦うにあたり失点を減らす事は本当に大切な事だと思う。しかしSOCCERはチャンスを作り点を取らなければ勝ちは無い。

理想と現実のギャップは勿論あるし、このギャップは本当に難しい。
しかしながらこれから先、Jリーグを真剣に目指していくならば、上のLEVELのSOCCERを目指し戦っていかなければならないと思う。
残り試合悔いの無いよう戦いたい。


試合後の夜、主力.若手数名の選手と夕食を共にし色んな話をする事が出来た。俺が思ってた以上に向上心がある事は驚きでもあったが嬉しかった。皆現状に満足する事なく上のLEVELを目指している。上の素晴らしい世界を知っている人間としてはぜひ皆にその世界を知って貰いたい。

考えてみたらヴェルディが一番強かったJ開幕の頃はラモス会長中心に試合が終わると皆で食事に行き夜中までSOCCERの話をしていた。
皆SOCCERに対して、とにかく真剣だったし向上心の塊だった。
妥協する選手がいなかったし一切の妥協が無かった。

本物のプロ集団だったと思う。

最近は勘違いした人間がSOCCER界にも多く、プロを経験した事もなければプロを知らない人間がプロを語る。

エセが多い世の中で本物を目指してブレる事なく精進していきたい。


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