UEFA CHANPIONS LEAGUE FINAL | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

UEFA CHANPIONS LEAGUE FINAL

やはりモウリーニョは凄かった。

インテルvsバイエルンの決勝戦。見事なまでのゲームプラン通りの戦いを見せたインテル。
完璧な勝利だった。
相手チームを完璧に分析し相手のSOCCERをやらせず時間帯、スコア等によって戦術を変えていくモウリーニョの采配は見事だった。

マスコミ報道を見ているとモウリーニョに対して勝ちにこだわる非情主義者との批判の声が多いが…
アマチュアスポーツではあるまいし高額サラリーを貰うプレイヤーが揃うTOPレベルでの戦いで、勝ちにこだわらず他に何の意味があるのかなと思う。
どんな事をしても勝たないと意味がないし勝つ為に色んな事を考え準備をする。
プロの世界、勝者のみが認められ評価される世界だ。
きれい事だけでは通用しない。

勝つ為に全てを尽くすモウリーニョの姿勢こそがプロとして当たり前の姿だ。


敗れたバイエルン。やはりSPECIALな才能を持つリベリの欠場が痛かった。
勿論皆ハイレベルの選手だし、サボる選手もいない。
名将.Van Gaalの指示通りのSOCCERを忠実にはこなしていた。
しかしSOCCERはやはりSPECIALな才能を持ったプレイヤーがいないと決定的なCHANCEは中々作れない。
インテルには決定的なCHANCEを作り出せるSPECIALな才能を持つスナイデルがいたし個人で局面を打開出来るミリート、エトーがいた。
残念ながらバイエルンにはロッベンしかいなかった。

今回のFINALを見て改めてチームにはSPECIALな才能を持つ選手の必要性、ドリブルで局面を打開出来る選手の重要性を再認識した。

先日WORLD CUPに臨む日本代表.岡田監督が記者会見でハエのように群がりボールを奪い戦いたいと発言した事が問題になっていたが…
ハエという表現は別にしても間違った考えではないと思う。
今の日本代表のLEVELでは、ひたすらハードワークをこなし全員でディフェンスするしかない。

ハードワークをこなすプレイヤーの中に1人SPECIALな才能を持つプレイヤーがいて局面を打開出来るFWがいたらチームパフォーマンスはかなり上がる。


そして最後に…
どんな優れた戦術を持ってきても選手のLEVELが低くければSOCCERにならない。
ボールコントロール、パス、ドリブル、簡単なミスをしない事。
これらがきちんと出来ないプレイヤーがたくさん揃うと高いLEVELのSOCCERは不可能だし90分間ディフェンス中心にハードワークするしかない。


2010.UEFA FINAL。残念ながらバルセロナの連覇はならなかったがインテルvsバイエルンの戦いから、またSOCCERを学ぶ事が出来た。

39