男のPRIDE | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

男のPRIDE

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梅雨の合間、快晴の沖縄。
久々、灼熱の太陽の下、チームグランドでのリハビリトレーニングを終えて、SHOWERを浴び終えてみるとすっかり日焼けしていた(苦笑)
ウォーキングもスムーズになってきたし自分の中では順調にきていると思う。
早くRUNNINGに入っていけるよう頑張っていきたい。


リハトレ、ケア後、昨年まで琉球でプレーし現在はBEACH SOCCERで活躍し頑張ってるマイトが焼鳥屋を始めたとの事で早速激励に行ってきた。
知人の店の一画を借りて手作りで作ったという屋台の店は決して立派な店とはいえないがマイトの思い(意地)が詰まった“立派な”店だった。

聞くところによると最近FC琉球の下部組織のコーチを止めて焼鳥屋を始めたらしい。
止めた原因は去年まで一緒に戦った仲間が戦う試合会場のLine引き、試合後の片付け等が嫌だったかららしい。
これだけを聞くと何で?と思うかもだが…
俺はマイトの男としてのPRIDEが理解出来る気がする。
長くプレーした思い入れの強いチームが試合する会場で今までのチームメイト、後輩達もいる前で裏方作業をする屈辱は理解出来る気がする。
確かに自分の中で気持ちを整理し生活の為、また新しい自分の立場、ステージと割り切って考える事が出来たら屈辱感を感じる事なく裏方作業も出来ると思う。

世の中、生きていく為に皆それぞれ頑張ってるだろうし色んなものと戦っていると思う。

自分の好きな事を仕事にし、日々ストレス無く楽しく過ごしている人は、ほんの一握りだと思う。


愛する家族の為、自分自身の生活の為…etc.好きでも無い仕事に就き歯を食いしばって頑張っている人がほとんどかもしれない。

しかしこれも素晴らしい事だと思う。


また、人によっては我慢出来ずに与えて貰った仕事を止めてしまう事もあるだろう。単なるワガママ、何で我慢出来ないのかと批判される事にもなる。

マイトも悩みに悩んだ末の決断だったと思う。
琉球の条件面は決して悪くなかったと聞いてるしある意味恵まれた環境を与えて貰っていたのかもしれない。

ただ一つだけ…
男として彼にとってのどうしても譲れないPRIDEがあったのだろう。


譲れないPRIDEを守り、敢えて厳しい新しい道を歩み始めたマイトの決断は尊重したいし、これからも応援していきたいと思う。


皆それぞれPRIDEを胸に生きている。


PRIDEを胸に、屈辱をバネに、泥水飲んでも歯を食いしばって精一杯生きていく人間こそ人生の成功者になれるのかもしれない


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《写真は宜野湾.ルート58沿い(酒のアルテックP)にある焼鳥MAITOにてFC琉球.中村、金子にマイト。皆さんも良かったらぜひ》