もっと遠くへ | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

もっと遠くへ

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沖縄にて今シーズン最後のトレーニングをこなし午後便でセントレア中部国際空港経由で刈谷市に移動。

沖縄でのキャンプに始まり宮崎キャンプ、シーズンイン、6連敗、 勝利、敗北、引き分け、天皇杯沖縄県予選決勝敗北、アウェイでの快勝、ホームでの敗北、LASTホームゲームでの一体感…
色んな事があったシーズンだったがどんな状況でもチームはブレる事なくトレーニングに励んだ。
勿論選手の技術、意識には大きな個人差はあったがチームとして下を向く事は無かったしブレる事は無かった。
プロサッカー選手である以上、職業はサッカーだ。
24時間をサッカー中心で考えなければならない。
トレーニングは仕事だし試合で全力を尽くす事も仕事だ。
そんな今シーズンLASTトレーニングも終わった。
毎年シーズン最後のトレーニングを迎える日は色々考えさせられる。
今日も色々考えさせられる1日だった。
J開幕時から戦った仲間達が年々去っていく中、今年も1年大好きなサッカーを現役でプレー出来た事への感謝。
支えてくれた色んな人達への感謝。
チームスタッフへの感謝。
チームメイトへの感謝。
応援してくれたサポーター、関係者への感謝。
とにかく感謝の気持ちでいっぱいだ。

また自分のサッカー人生において学ぶ事の多い1年でもあった。

低LEVELの選手、勘違いした選手、プロの意味がわかってない選手がいる中でチームとして結果を出さなければならない難しさ。
J1チームやJ2ヴェルディでは普通に出来る事が出来ない中での苦悩。
どうしたらチームが良くなるか考え続けた1年だったが、そのぶん学ぶ事が多かった。


素晴らしい若手選手もいた。
写真に一緒に写ってるDFの大河原。ある試合で後半途中足がつって退場した。
その翌日からシーズン最後の日まで皆がトレーニングする数時間前にグランドに来て1人Runningを続けていた。
試合に出れない時も彼の口から不満を聞いた事がない。
裏表の無い人間性そして、ひた向きに努力し続ける姿勢は本当に素晴らしい。神様は見ている。
いつの日か必ず報われると思う。
こういう若手が他にも多数いたら素晴らしいチームになっただろう。


たった一度生まれてきた奇跡は計り知れない
だからこそ怖いのかもしれない
レールに乗っかるのも無限に広がる自由も

どこまで行ってもゴールはいつも心の奥にあるものだから
どの十字路が繋ぐ未来へも目の前の一瞬に全てを捧げて駆け抜ける
時代のせいや誰かのせいにするくらいならもう一度夢を描けるはずさ

諦めないでその心が決めた道を走り抜けて強い風が吹いた日こそ
誰よりも速く強く美しく駆け抜けて
夢の中を 光の方へ
きっと答えは一つじゃない
あらゆる全力を尽くしていく

もっと遠くへ…


レミオロメン“もっと遠くへ”が最近、心に響く


明日のシーズン最終戦、色んな思いを胸に全力を尽くし皆で笑顔で終わりたいと思う


(写真は矢吹丈Tシャツをプレゼントしてくれた大河原とのショット)


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