トレーニングマッチ.沖縄 | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

トレーニングマッチ.沖縄

朝から沖縄の大学チームとトレーニングマッチ。
まあ酷いゲームだった。
天皇杯沖縄県予選でも感じた事だが真面目に数名の選手は沖縄の大学生以下の力しかない。
本当に情けない。

天皇杯本戦でJ1のチームが大学生のチームに負けるのとは訳が違う。
シーズン終盤となり本当に出来る選手、出来ない選手がはっきりしている。
出来ない選手がフィールドプレーヤー10名の中に3名いたらサッカーにならない。
何故ならば3分の1の確率でミスがおきチーム全体でミスの尻拭いの繰り返しになるからだ。
これではお話にならない。

あまりの不甲斐ないゲームの為に急遽夕方から再度トレーニングになり紅白ゲームを行った。
当たり前の事だし午後休んでる場合ではない。
さすがに午前中の不甲斐なさを感じた選手が多かったせいか多少ゲーム内容は良くなった。
そんな中信じられない理解不能な出来事が後半におきた。
センターバックのレギュラー選手がケガで不在の為に若手が抜擢されプレーしていた。
この若手選手、前半からミスの連続で酷いプレーだったが、まだそれは我慢出来た。元々下手くそな選手に高いLEVELのプレーは期待出来ない。
この選手のミスには目をつぶり高いLEVELを望む事を諦めてチーム全体として出来る限りカバーしてやるしかない。
下手は下手なりにとにかく一生懸命、精一杯やるしかないし。

後半10分ほど過ぎた頃、この若手の選手は足が吊ったとやらで倒れこんだ。そしてトレーナーに自分で×を出しグランドから出た。
俺の長いプロサッカー生活、紅白ゲームで足が吊ってゲームから出ていった選手は見た事がない。
呆れて言葉も出なかった。
こんな選手がプロなどと名乗り球団からお金を貰いサッカーをやっている事自体あり得ない。
球団に対しても大変失礼な話だしサッカーを真剣に取り組んでる本物のプロサッカー選手に失礼だ。
ゲーム後、主力選手数名と話したがこんな甘いあり得ない選手を今日までチームメイトとして甘やかしてきた俺達にもある意味責任がある。
真剣に勝つか負けるかの勝負に望む為の普段のトレーニングから、やはりどこか選手同士甘かったのかもしれない。
こんな技術、体力、気持ち、そして1人の男として根性も無い奴をもっと早い段階で何とかしなければならなかったのかもしれない。同じチームでいる事が恥ずかしい。
午前中トレーニングマッチをこなした上での午後の紅白ゲーム。
確かにみんな身体は疲れていただろうし、しんどかったと思う。
しかし午前中の不甲斐なさを感じみんな頑張っていた。
監督、コーチ陣も若手にチャンスを与えてあげようという配慮でポジションを与えてあげたのだと思う。
そんな中で、足が吊り自分でグランドから出ていったあり得ない若手選手。
監督、コーチ陣に対しての裏切りでもあるし一生懸命頑張ってるみんなへの裏切りでもある。
もっというならば一生懸命やる事もしないこんな選手にお金を払う球団に対しての裏切り行為だ。
JFLというカテゴリーで色んなチームと戦ったが、仕事をしながらサッカーに真剣に取り組み頑張ってる選手もたくさんいる。
そんな選手達の気持ちを考えると本当にこの若手選手のような奴は許す訳にいかない。
プロなどと名乗る資格もないし草サッカーでも、もっと気持ちが入ってる選手はいる。

これ以上こんな選手を甘やかす訳にはいかない。

LEVELの低い大学の部活じゃあるまいし、サッカーは甘くない。
プロの世界は甘くない。


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