新年おめでとうございます。
Happy New Year 2023.
皆様には、コロナ渦の厳しい現状の中ですが新春をお健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げますとともに、
日頃からの温かいご理解とご協力に対しまして、厚くお礼を申し上げます。
昨年度はコロナ渦の中にあっても日常を取り戻しつつある年でした。
一方で、コロナ渦の中でアフターコロナに向けて、様々な変化に対応できる準備をしていく必要があると感じます。
新型コロナウィルス感染症により重症化をきたす方の多くが基礎疾患を有する高齢者である現実をふまえ、日本で最も多くの国民が罹患している基礎疾患は歯周病であるという現実があります。
歯科医師として歯周病に常に向き合っている立場から責任の重みを認識しております。
また、世界で有数の感染者数・死亡者数抑制出来ているファクターの一つに、「国民皆保険制度」の存在があることは疑う余地はないと考えています。
保険歯科医としてもwith コロナの中で歯科医療を守り抜く覚悟で令和5年度を迎えました。
そして、こうした不確実・不透明な環境下、先を見据えた、新たな価値を創造する力が、今まさに求められていると認識しております。
昨年は歯科医院の診療スタッフ・患者さん・お取引様などのステークホルダーの皆様とともに着実に成長し、地域や組織の壁を越えて、さまざまな連携を実践し、学会・セミナー・デンタルショーへの参加等を通じて、新たな価値を創造する力に磨きをかけてきました。
今後、日本は少子高齢化を主要因として社会保障財政は厳しくなることが見込まれ、消費税増税・求人難などの医療を取り巻く環境ますます厳しさを増してくるものと想定しております。
開業歯科医としましては、「人生100年時代」と言われるほど長寿社会が進むにつれ、増々少子高齢化、高齢者単身世帯の増加といった社会情勢のもと、団塊の世代が75歳以上になり急速に高齢化が進むいわゆる2025年問題に迫りつつあることを真摯に受け止め高齢者歯科医療の研鑽に励み、地域インフラとしての医療機関を運営する立場として地域歯科医療のさらなる充実の為、引き続き取り組んでまいります。
皆様には本年も変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、
皆さま方にとってまたとない良い年でありますことを祈念いたします。
令和5年 元旦
院長 永井健太