「人生」程々に(330)
★奈良の古道にはガードレールがない。
細い道にないと、この年になると恐怖が襲ってくる。昨日も片方が山、反対側は谷の細道、自転車を押して石寸(いわれ)山口神社へ行く。
4・5年前なら転ぶことなど想像もしなかったが。年や~~~
◆一口で言えば「記・紀」の記載については批判を要する。
そういう批判を厳密に加えた上でなければ、歴史的研究の材料にすることはしてはならない。
【記・紀への批判】
①「記・紀」の本文そのものの研究によって、せられねばならない。
②別の方面から得た確実な知識によって、せらねればならない。
①の方法
ある記事・物語につき、本文の分析、一々細かく観察し、分析した各部分を交互に対照し、他の記事、他の物語と比較して、その間に矛盾や、背反がないか調べる。
○矛盾や背反があるならば、どうして生じたのかを考察する。
記事については、他の書物に由来のあるものはそれを検索して、それと言い表されている事柄との関係を明らかにする。
▲そして問題とされる記事や物語、の精神のあるところに看取するのであって、種々の記事なり物語なりの性質と意味と価値とは、これらの方法によって知られるのである。