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6月27日(日),京大時計台にて「超交流会2010~みんなのクラウド」が開催されました.私にとって,この会は同窓会会長として最後の仕事となります.

交流会当日は,会場担当として,ずっとアタフタと走り回っており,セッション等もほとんど見ることはできませんでした.ビールサーバを持ってきたのはいいけど,肝心の氷を買い忘れたりと,不備も多々ありました.

けど,そんな中でも,いろいろな方との交流ができました.今回の超交流会で一つ学んだことがあるとすれば,それは,「交流のうまい人,人脈の広い人は,笑顔が素晴しい」ということでした.去年の超交流会でも感じたことですが,交流の達人(超交流人)とお話していると,その笑顔に引き込まれて,こちらもついつい笑顔になってしまいます.そんな笑顔が出せるのはなぜかと考えると,それは,「会う人はすべて味方」という思考ではないかと思いました.

たとえば,ジャンルの近い研究者同士の交流では,互いに相手を「ライバル」と見て,笑顔で交流というよりは,「なめられたらあかん」的な雰囲気になります.このような雰囲気は,辛いけれども,相手と論争し,それが刺激となって,新しい研究が生まれるという面があり,一概に悪いとは言えません.しかし,そのような環境に慣れてしまうと,「会う人みな敵」という考えに至ってしまい,孤高の戦士とならざるを得ません.

孤高の戦士となってしまうと,それは全てのことを自分一人でやっていかなくてはならないという,非常に辛い人生になります.大天才であれば,そのような生き方で途方も無い仕事を成し遂げることも可能でしょう.しかし,そのような人はほんとうに稀で,やはり人と接して,協力し合うということが大切になります.

笑顔で人と接する→人脈が広がる→仕事で成功する→さらに笑顔になる

という正のフィードバックが「人脈の達人」になる秘訣ではないでしょうか.