大好きな人から振られてしまった。

理由は、浮気だ。私が一方的に好きだっただけだったんだ。


由依「はぁ、」


?「大丈夫?」


屋上で校庭を見下していると駆け足で私の元にやってきたのは幼馴染の"渡邉理佐"。

先程振られたことを打ち明けて、誰よりも驚いた人物だ。


由依「全然」


理佐「私本当に理解ができない」


由依「え?」


理佐「どうして由依が振られないといけないの?」


由依「えっ、」


理佐「なんかムカつく。」


由依「理佐...」


理佐は髪の毛をむしり搔いている。


理佐「浮気とか何?由依と付き合っただけで幸せでしょ。由依に想われるだけで最高じゃん!」


由依「んふふ」


あまりにも必死で思わず笑みが溢れてしまった。


理佐「なんか、おかしい、?」


由依「いや笑、そういう理佐初めて見たなって」


理佐「私もこんな気持ち初めてだよ。なんて言うんだろ...もうとにかく.....ムカつくの!」


由依「ありがとう」


少し理佐が愛おしく感じてしまい、ゆっくり抱きしめた。


理佐「っ/////」


由依「私だけを想ってくれる人とこの先巡り会えるのかな」


理佐「由依...」


私が泣きそうになるのを察したのか、理佐は抱き締め返し頭ぽんぽんをしてくれた。


由依「理佐はどう思う?」


理佐「え?」


由依「私が一途な人と巡り会えると思う?」


理佐「もちろん」


由依「ん〜、もうどこにいるの〜!!!!」


理佐「ここにいるよ」


足をバタバタさせていたが耳元で言われ体が止まる。


由依「ぇ?」


理佐「由依のこと小さい頃からずっと好きなんだよね」


由依「な、なに言ってるの?」


体を離し顔を見ようとしたが強く抱き締められているため身動きが取れない。


理佐「冗談じゃないし本気だよ。由依が毎回恋人できたっていう報告聞くの辛かった。だから幸せそうな顔でその人のことを話す由依を見て諦めようって思ったの。」


由依「理佐、」


理佐「別に付き合えとか告白はまだしない。でも...」


体を離され、真剣な顔で目が合う。


理佐「...これからも好きでいていいですか?」


由依「えっ...」


私に対してそういう感情抱いていたなんて正直知らなかったし、同性が好きなんだとかドン引きはしないけど、なんで私なんだ。


由依「も、もっと良い人いるよ??」


理佐「私は由依がいいの」


っ、目を逸らしたいけど吸い込まれていく。


由依「でも、」


理佐「でもじゃない。由依が嫌なら、気持ち悪いって思うなら諦める。距離も置く。なんなら、縁も切る」


由依「まって、それは嫌だ」


理佐「じゃあ、いい?」


由依「...うん」


理佐「やった」


可愛い。今の「やった」可愛い。


由依「好きにさせてよね」


理佐「え」


由依「最終的には理佐のこと好きになるかも、?」


理佐「えっ、えっ」


返ってくる言葉が予想と違ったのか、焦っている。


由依「あはは、なに焦ってるの?笑」


理佐「え、あ、」


由依「...私に飽きないでね?」


動揺して泳いでいた理佐の目は私の顔一点を見つめる。


理佐「飽きる訳ないじゃん。小さい頃からずーーーっと片思いしてきたんだもん」


由依「理佐...」


理佐「私はこの世で一番小林由依の事が好きだよ」


少し照れながらもロマンチックな言葉を言うこの人は本当の私の運命の人なんだろう。


由依「ありがとう」


理佐「早くこの言葉を返し合う関係になりたいな〜笑笑」


由依「んふふ笑」


理佐「家まで送る。一緒に帰ろ?」


由依「うん、帰りたい」


理佐は私の手を掴み、教室へと向かった。

このドキドキはもう...そういう事なんだろう。



end.



...............


意味が分からない物語になりました(笑)
主人公が振られて大丈夫?って主人公に片思いしている子が慰めるお話すごく好きなんですよね、、(語彙力)
過去にあげた作品もそういうお話系たくさんあると思います😇😇
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