「理佐、起きて...朝だよ」


体を横に揺らしてくれる美女は私の恋人だ。


料理も出来て、楽器も弾けて、歌が上手くて、努力家で、映画に出演する程演技が上手で、、、私にはもったいないくらいの"完璧彼女"だ。


理佐「うん...」


由依「コーヒー入れてあげたから」


理佐「ありがと」


由依「早く起きないと冷めちゃうよ?」


理佐「うん、起きる、起き上がらせて?」


由依「もう、まったく...」


口をムギュっとさせ、手を差し伸べられる。

私は微笑み、その手を取ってソファーから起き上がった。


理佐「今日は良い天気だ〜」


由依「最近ずっと雨だったからね」


理佐「私の由依への気持ちは毎日晴れ模様〜」


由依「なに言ってんの笑」


由依は少し苦笑いをして、キッチンの方へ向かった。

私は由依の背中を見て洗面所へ向かい、顔を洗って歯磨きをする。

あぁ、この生活すごい幸せだなぁ。


私はリビングへ向かいキッチンに立っている由依を後ろから抱きしめた。


由依「うぉっ...どうしたの?」


理佐「ねえ、由依」


由依「ん?」


理佐「私のお嫁さんになってよ」


由依「...いいよ?」


理佐「えっ?」


どうせ由依のことだから笑って過ごすのかと思ったのに予想外の言葉が出てきた。


由依「言った人が何でびっくりしてるの?笑」


理佐「いや...OKされると思ってなかった」


由依「なにそれ笑、言っておきますけど私の方が理佐のこと好きだからね」


理佐「いやいや、私の方が好きなんですけど」


由依「私です」


理佐「私」


由依「んふふ笑」


理佐「あはは笑」


不意に笑みがこぼれてしまう。


由依「さっ、食べよう?」


理佐「うん、でもその前に」


由依「ん?」


私は由依の唇にちゅっとキスをした。


由依「っ/////」


理佐「私のお嫁さん。だーいすき」


少し顔が紅潮している由依を撫で、椅子に座りコーヒーを一口飲んだ。