ひかるsaid
理佐「私とひかるちゃんの身長差すごいよね」
理佐さんに家を招かれた私は控え気味にソファーに座っている。
理佐さんは、私が密かに恋をしている先輩。
ひかる「それって、私の事バカにしてます?」
理佐「はは笑、可愛いなって思ってるだけ〜」
ひかる「バカにしてるじゃないですか」
理佐「バカにはしてないよ、からかってるの」
ひかる「同じ意味ですそれ」
理佐「ちょっと違う」
ひかる「いやいや、」
理佐「うるさい!無駄口叩くぞ?」
ひかる「さすがに怖いです」
可笑しく笑った理佐さんはテーブルにオレンジジュースを置いてくれて私の隣に腰をかけた。
ひかる「ありがとうございます」
理佐「はーい、それにしてもオレンジジュース飲むとかまだまだ子供だね〜?」
ひかる「好きだからしょうがないです」
理佐「ひかるちゃん来年成人でしょ?」
ひかる「はい、今19歳なので…」
理佐「ずっとこれから先もオレンジジュース飲むの?笑」
ひかる「可笑しいですか?」
理佐「いや、可愛いな〜って、」
ひかる「またバカにしてるし...」
理佐「してないって、」
すると理佐さんは私の頬を手で挟み、顔を近づけてきた。
ひかる「え、理佐さん...?/////」
理佐「本当に可愛いって思ってるよ」
ひかる「っ/////」
理佐「顔赤い」
ひかる「い、いきなりそんなの言われたら誰でもドキドキしますよ!」
理佐「可愛すぎるキスしたい」
ひかる「えっ、えっ?えっ?/////」
理佐「冗談冗談、忘れて?笑」
ひかる「忘れられるわけない...」
理佐「ん?」
ひかる「あ、いえ、なんも無いです...」
何か誤魔化そうとソファーから立ち上がり足を進めようとすると腕を掴まれた。
ひかる「え、」
理佐「なんでそんな悲しそうな顔してるの?笑」
ひかる「べ、別に...」
理佐「もしかしてして欲しかった?」
ひかる「な、何言ってるんですか!/////」
理佐「して欲しかったんでしょ?」
この人は超能力者なんだろうか。
追い詰められる。
ひかる「……」
理佐「素直になればいいのに」
すると理佐さんは私の頭を引き寄せおでこにキスをしてきた。
理佐「さすがにひかるちゃんのファーストキスは私が奪う訳には行かないからね、ちゃんと好きな人としてね」
頭を撫でられ、キッチンの方に行った。
ここで私が「理佐さんが好きな人です」って行ったらどうなるんだろう。
だけど私はそんな勇気はない。
ひかる「ずるいですね、理佐さんは」
理佐「え?なにが?」
ひかる「そのままの意味です、そうやってどんどん人を好きにさせてるんですよ」
理佐「うーん、そうかな…笑」
ひかる「たくさんの人を虜にしてるから、理佐さんは誰が一番なのかさっぱり分かりません」
理佐「ひかるちゃんだよ。一番は」
ひかる「えっ?!/////」
理佐「あはは笑、嘘嘘」
ひかる「なんでそんな嘘つきなんですか!?振り回さないでください!」
思わず怒ってしまい、帰る準備をする。
ひかる「もう帰ります、」
急いでパーカを着てリュックを背負うとすると後ろからギュッと抱き締められた。
理佐「好きだから、振り回したくなるの」
ひかる「え?/////」
理佐「意地悪したくなるの。ひかるちゃんのこと」
ひかる「で、でも…嘘って、」
理佐「それは本当の嘘」
ひかる「もう嘘嘘って…何が本当なのか分かりません」
理佐「ひかるちゃんが恋愛感情として好きなのは嘘じゃないよ。本当だし本気」
ひかる「っ、理佐さん////」
理佐「耳赤いね、かわいい」
そんなこと言われるともっと好きになる。
ひかる「私も、理佐さんのこと...好きです」
理佐「本当に?」
ひかる「はい、」
理佐「やっば...めっちゃ嬉しい」
すると理佐さんは私の首に顔を埋めスリスリしている。
ひかる「ん、理佐さんくすぐったい...」
理佐「ごめんごめん...これから幸せにするから」
ひかる「はい、幸せにしてもらいます...笑」
理佐「んふふ、よろしくね」
ひかる「こちらこそよろしくお願いします」
この後、帰ろうとしてもずっと離してくれなかったのはまた別のお話。
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定番のりさぽん&森林コンビとは別に、
今回は"りさるん"でいきました。
デビューカウントダウンライブでの「ブルームーンキス」のりさるんやばかったらしいですね、。
私も見たかったです、、、、。。
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最後までお読み頂きありがとうございました。