友梨奈said


理佐「友梨奈、こっちきて?」


リビングに入るとソファーに座っている理佐が腕を広げて言ってきた。


友梨奈「ん、」


私はゆっくり理佐を抱きしめ、理佐の腰に足を回した。

理佐「んーーーー、友梨奈の髪の毛良い匂い」


友梨奈「同じの使ってるでしょ?笑、今に始まった話じゃないよ」


理佐「でもこのシャンプー友梨奈が買ってきたんじゃん、センスある」


友梨奈「そう、フローラルフルーティーの匂いなんだ。ねるが使ってたの」


理佐「同じの買ったってこと??」


友梨奈「同じのじゃないけど、似てるやつ」


理佐「ふーん、無くなったら私が別のやつ買ってくる」


友梨奈「え?どうして?」


理佐「いいから、ずっと同じ匂いだと飽きちゃうでしょ?」


友梨奈「うーん、まぁそうだけど」


理佐「ねえ、6時までずっとソファーに座ってようよ」


目の前にある白の掛け時計を見ると、6時まで20分もある。


友梨奈「でも、夜ご飯の準備しなきゃ...」


理佐「まだ時間あるよ。お願い、」


友梨奈「いいけど、なんか今日の理佐おかしくない?」


理佐「そう??たまには良いかなって」


友梨奈「たまにはじゃなくて毎日してくれてもいいのに…」


理佐「そしたら、友梨奈が甘えてくれる人いなくなるじゃん」


友梨奈「それはそうだけど...」


理佐「だから、私は今日だけ甘えるの」


理佐は私の体を離し、そっと唇に触れるだけのキスを落とした。

理佐「こうしてキスするのも久しぶりだね。お互いの時間取れてなかったし」


友梨奈「確かに、けど理佐が寝てる時こっそりキスしてるんだよ?」


理佐「へぇ、キスしたがり友梨奈ちゃん?」


友梨奈「なっ!それは違うよ!」


理佐「焦りすぎだから笑」


友梨奈「んふふ笑」


私は体制を整え、理佐の隣に座り目の前にあったテレビをつけた。


ニュースキャスター「本日6月12日は恋人の日!!特別な日、たくさん甘えてみてはいかがですか??」


女の人がドヤ顔で決めた。
 

もしかして、理佐はこれを知ってて甘えたのかな?


友梨奈「理佐、恋人の日だったから?」


理佐「別に。」  


友梨奈「たまには素直になればいーのに笑」


理佐「素直になったら、友梨奈はどう思う?」


友梨奈「それはまぁ、可愛いなって思う」


理佐「じゃあ、なる...」


友梨奈「え?」
 
 
理佐「いつも、ありがとう。友梨奈のこと、大好きだよ」


友梨奈「え、ちょ。急すぎるよ...笑。心の準備できてないんだから!笑」
 

理佐「そんなの言うタイミング分からないよ。もう今しかないかなって」


友梨奈「そっか、ありがとう理佐。私も大好き。これからもよろしくね?」


理佐「うん、私こそ、」    


友梨奈「あはは笑」


理佐「んふふ笑」



なんだか気恥ずかしくなり、夕日が入るソファーで私たちは目を見て笑いあった。


------------------------------------------------


更新、遅くなってすいません。

色々とありまして...実は私受験生でして...


今すっごい大事な時期で、今頑張らなきゃ私は生きていけないなって思って...(重い)


ご理解とご了承ください。


勉強の息抜きで書いていますので、頻度がまた遅くなるかもしれません。


よろしくお願い致します。