友梨奈said



午後7時。


家の窓から優しく降る雪が見える。




テレビを何となく付けるとイルミネーション特集がやっていた。



わぁ……綺麗。

  

そっか、今日はクリスマスか。




今頃...理佐は何をしているのかな……今日は水曜日だからモデルの撮影?



あー、理佐に会いたいな。





ピーンポーン




スマホを持ちながらそんなことを考えていると家のチャイムがなった。


こんな時間に誰だろう……?




友梨奈「……はい」




ドアを開けると頭に雪が乗っかって呼吸を整えている人がいた。



下を俯いているから誰かわからない。




友梨奈「あの...うぉ!?」




不思議に思っていると急に抱きしめてきた。




誰か分からなかったので離そうとしたけどその人から馴染みのある匂いがしてきた。




友梨奈「理佐...?」




理佐「はぁっ...はぁ...友梨奈に早く会いたくて走ってきちゃった...笑」




友梨奈「ふふっ笑、何それ?笑」




理佐「クリスマス...今日だよね?」




友梨奈「そうだね...寒いから入って?」




理佐「うん、ありがと」





私たちはソファーに隣に座った。





友梨奈「理佐、メリークリスマス」




理佐「メリークリスマス。」




友梨奈「雪...綺麗だね。」




理佐「ね、ホワイトクリスマス」




友梨奈「...理佐に会いたかった。」




理佐「え、何急に笑」




友梨奈「思ったこと言っただけ」





理佐「友梨奈〜、目つぶって手だして?」




友梨奈「え、笑、わかった」




私は理佐のいうこと通りに手を出した。



すると手の上に長方形の箱のようなものが置かれた。




理佐「いいよ、」






友梨奈「なにこれ...?」




理佐「開けてみて?」




興味本位で箱を開けてみた。




友梨奈「理佐、これって...」




理佐「この前友梨奈が欲しいって言ってたネックレスだよ笑、クリスマスプレゼント」




友梨奈「でも...高かったでしょ?」




理佐「値段なんて関係ないよ、友梨奈の笑顔が見たかっただけ、でも驚いてるから見れないね?笑」




友梨奈「ううん...めっちゃ嬉しい!!ありがとう!」




理佐「良かった笑、やっぱり友梨奈の笑顔が1番だな〜」




友梨奈「そんなことない/////」





理佐「あ、付けてもいい?」





友梨奈「うん、お願い」





理佐「はーい、」





理佐に付けてもらっているため顔がものすごく近い、それに...理佐の息が耳にかかる。




友梨奈「んっ...ん...」





理佐「どうしたの?友梨奈?」





友梨奈「な、なんでもない.../////」





理佐「あ、耳弱いんだ?」




友梨奈「えっ/////」





やばい、バレた...。






理佐「かわい」





耳元で囁くもんだから一気に熱が集まる。





友梨奈「理佐っ...やめ、て/////」




理佐「ふふ、笑。付け終わったよ、」




友梨奈「やっぱりこれ可愛い」




理佐「だよね、友梨奈似合ってる」




友梨奈「ありがとう」





理佐「好きだよ、友梨奈」





友梨奈「私も...大好き」





理佐「笑、あ今日ね!由依と同じ撮影だったの!笑、でね、由依が急に後ろから抱きしめてきたからなんだろうって思ったら顔隠してるの。由依にどうしたの?って聞いたら理佐にこのメイク姿見せたくないって言われてなんで?って言ったら絶対からかってくるからって言われたの!可愛くない??笑、ほんと由依って天使、笑」




友梨奈「……」




理佐「友梨奈?どうしたの?」





友梨奈「さっき大好きって言ったのは嘘だったの?」



理佐「えっ?」



友梨奈「理佐は…こばが好きなの?」



理佐「ちょ、なんで?私は友梨奈だけだよ」



友梨奈「だって…可愛いって言ってた」




理佐「…嫉妬してくれてるの?笑」




友梨奈「そんなんじゃ…」




私が下を俯いていると理佐は顎クイをし私に触れるだけのキスをした。




理佐「大丈夫。友梨奈は世界で一番可愛いから」





友梨奈「っ/////、じゃあどんなとこが好き?」




理佐「優しい所でしょ、照れ屋な所でしょ、いつも自分よりメンバー最優先する所でしょ、前向きなところ、あとは…………私にいつも大好きーって言ってくれる笑顔かな」




友梨奈「/////」




理佐「なんで聞いた人が顔赤いのよ笑」




友梨奈「理佐…どうしようもないくらい大好き」




理佐「私も、ずっとキスしてたい」




友梨奈「それはやばい!笑」




理佐「はー?笑、 してみる?笑」




友梨奈「んーん、遠慮しとくー笑」




理佐「それはそれで心痛む、笑」




友梨奈「ごめーん笑」




理佐「だいじょーぶ!」




友梨奈「ははっ笑、なんか幸せ」




理佐「私も、幸せ」





友梨奈「はああ、もうちょいでMステだよ〜、角を曲がる発表だよ。緊張してきた…」




理佐「頑張って、終わったらご褒美あげる」




友梨奈「ご、ご褒美/////」




理佐「なに顔赤くなってるの?変なこと想像したの?笑、えっろ〜」




友梨奈「なっ/////、し、してないから!」




理佐「ふふっ、頑張ってね」




友梨奈「う、ん。ありがとう…理佐」




私たちは見合ってそっとキスをした。




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4日遅れのクリスマス!!笑


メリークリスマス!!