「「誰にも渡さない」」  の平手のその後?です!



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平手side


由依先輩に振られてから2日が経った。



部活では笑顔で平気な振りしているがやっぱりイチャつかれると心がものすごく苦しい。



だけどそんな時そばにいてくれるのは同じ部活で同じクラスで幼馴染の長濱ねるという女の子だ。


ねるはいつも優しくて気遣いができて頭が良くて自慢のできる幼馴染。




今日も部活が終わり一緒に帰る。



平手「ねる、いつもありがとね」


ねる「え?なに急に笑」


平手「私の事励ましてくれて...」


ねる「だって...」


平手「だって?」


ねる「んーん!なんもない!」


平手「えー笑、気になるー笑」


ねる「教えません!笑」


平手「もう笑」



なんだろう...ものすごく気になる...



ねる「やっぱりてっちゃんは人気やね」


平手「え?」


ねる「めちゃくちゃてっちゃんの事見てるよ?」


平手「気のせいだよ笑」


ねる「もう鈍感すぎる!」


平手「え、そう?笑」


ねる「そう!」


平手「あはは笑」



?「平手」



私たちは声のするほうを向くと理佐先輩と由依先輩が手を繋いでいた。



平手「っ、」


私は心が苦しくて胸を抑えた。



ねる「てっちゃん大丈夫?」


平手「うん、ありがとねる」


ねるは私のことをよく見ていて感心する


平手「あ、一緒に帰りますか?」


由依「いい?」


平手「はい、大丈夫ですよ」




理佐先輩と由依先輩は手を離し私とねるの隣に来た。



平手「由依先輩幸せにしないと許しませんから」


理佐「うん、分かってる」


平手「デートって行ったんですか?」


理佐「来週行くつもり」


平手「楽しんできてくださいね」


理佐「もちろん、ありがとう」


平手「理佐先輩、恋って辛いんですね」


理佐「うん、辛いよ」


平手「私、由依先輩の事心が張り裂けそうなぐらい大好きだったんです。可愛い笑顔見ると私のものにしたいって、思うんですよ」


理佐「平手、声大きい」


平手「へ?」


理佐「由依に聞こえてるって」



私は由依先輩の方を見ると顔を真っ赤にしていた。



平手「あ、」


ねる「あー!!てっちゃん!今日私の家に来ないー?」


ねるは空気を読んでくれているのだろうか少し演技が下手だがこれは乗らないと


平手「お、いいね!じゃ、じゃあ行こっか!」


ねる「うん!じゃあこれで私たちは失礼します!」

   
理佐「あ、ちょ!」



私たちは2人から逃げるように走って去った。



そして無我夢中に走って着いたのは日向公園




平手「はぁ...はぁ...ありがとねる」


ねる「はぁ...ううん!大丈夫!」


平手「ベンチに座ろ?」


ねる「うん!」



私たちは子供が沢山いる遊具の近くのベンチに座った。



平手「ねるってさ私のことよく見てくれてるよね」


ねる「え?」


平手「ねるだけだよ...」


ねる「それは違うよ」


平手「え?なにが?」


ねる「由依先輩だってよく見てる」


平手「由依先輩が?私の事?」


ねる「うん。さっきてっちゃんが理佐先輩と話してる時由依先輩が話しかけてきたもん」



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由依「ねるちゃん」


ねる「はい、どうしましたか?」


由依「友梨奈ちゃん私が振ってから元気ないんだよね...」


ねる「由依先輩、てっちゃんのことよく見てますね笑」


由依「そりゃあね笑、だって心動かされてたもん笑」


ねる「そうなんですか?笑」


由依「うん笑」


ねる「でも...心配しないでください。私が必ず笑顔にしますんで」


由依「え、それって...」


ねる「察してください笑」


由依「好きなんだね...?」


ねる「はい/////」


由依「ははっ笑」



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平手「...そんな...、由依先輩見てたんだ...」


ねる「良かったね?」


平手「うん...」


ねる「てっちゃん...まだ由依先輩のこと好き?」


平手「うん、大好き」


ねる「っ...そっか」


平手「ねる?」


ねる「ん?」


平手「そんな悲しそうな顔してどうしたの?」


ねる「私ねてっちゃんのことが好き」


平手「え、私も好きだよ?」


ねる「じゃなくて...てっちゃんが由依先輩に抱いてる方の好きなの」


平手「ねる…」


私はすごく驚きだった。


ねる「てっちゃんの頭の中に由依先輩がいるのは分かってる…だけど私は小さい頃からてっちゃんのことが好きだった」


平手「気持ちは嬉しい。でもごめん…」


ねる「そうだよね…じゃあ私帰るね?」



ねるは目から涙が出そうな声でベンチから立って私に背を向けて歩いている。



追いかけなきゃ行けないけど私はこの気持ちだけは伝えたかった。




平手「ねる!!」


周りの視線なんか気にしない。


ねるは振り返り私に微笑んだ。


やっぱり泣いてる…



平手「私はまだ由依先輩のことが好き。だけど…ねるを幼馴染じゃなくて1人の女の子って見るから!だから…ずっと…待ってて欲しい!!」


ねる「私でいいの?」


平手「ねるがいいの」 


私はねるの元に走って隣に並んだ。



平手「一年後ぐらいになるかもしれない。だけどずっと待っててくれますか?」


ねる「もちろん!」


平手「ほんと?」


ねる「ほんと」


平手「やった」




〜一年後〜




いつも通り私たちは仲良く隣に並んで帰る。


平手「ねる、公園行こ?」


ねる「う、うん!笑」



公園に着くと一気に緊張が走った。


ねるは私の事冷めちゃってないかな...


私はゆっくりと深呼吸をした。


よし...頑張れ...



平手「ねる、好きです」


ねる「...」


平手「もう由依先輩は頭の中に居ない。いま居るのはねるだけだよ」


ねる「てっちゃん」



ぎゅ


ねるは私の前から抱きついてきた。



ねる「私も大好き」


平手「良かった...」


ねる「うん...」


平手「じゃ、じゃあもし良かったら私と付き合ってください」


ねる「よろしくお願いします!」


平手「ねる?待たせてごめんね?笑」


ねる「もうバカ!笑」


平手「たぬきさんごめんなさいね!笑」


ねる「たぬきじゃないし!かわうそさんなんですかぁ!」


平手「か、かわうそ!?なにそれ!笑」


ねる「あっは笑、てっちゃん好きだよ!」


平手「ばーか、私もだよ」




ちゅ



ねる「不意打ちはずるいよ////」


平手「不意打ち?ねるが私に好きだよって言ったのが悪い」


ねる「だってほんとのことだもん!」


平手「ははっ笑、ありがとねる笑」



ぽんぽん



ねる「っ////」


平手「ほら、帰るよ!家まで送ってく」



私はねるの手を取った。


ねる「ばか...





その光景を由依先輩が見て微笑んでいたのは言うまでもない。




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平手が寂しくなっちゃうのは悲しいみたいなコメントを頂いたので今回書かささせて頂きました!



ほんとは卒メンは書かないはずだったんですが...
(一般メンバー)



フォロワーさんと約束を破ってしまいました。



ほんとに申し訳ないです。




これで最後にします。すいません




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