由依side
私は決めた。
昨日の夜、頭をひね返らせるほど考えた。
今日の放課後、学校によびだそう。
・
・
・
無事、授業が終わり、今は放課後。
ほとんどの人が帰っている。
私は体育館裏に呼び出した。
?「由依先輩っ、すいません」
友梨奈ちゃんはそう言って汗だくで走ってきた。
由依「うん、大丈夫だよ」
どう話そう...、、、
友梨奈「由依先輩、ゆっくりで大丈夫ですよ」
由依「う、うん...」
落ち着け、、私。
私は深呼吸をした。
由依「あのね...私、理佐先輩が好き」
友梨奈「そう・・・ですか、、、」
友梨奈ちゃんの目を見ると涙が込み上げている。
由依「ごめんね」
友梨奈「謝らないでください.....」
友梨奈ちゃんは多分次瞬きすると涙が出そうなほどうるうるしてる。
友梨奈「理佐先輩といる時の由依先輩めっちゃ笑顔ですもん、」
由依「あ、」
友梨奈ちゃんからの目からは涙が出てきた。
友梨奈「あーあ、人生初の失恋か...笑」
友梨奈ちゃんは天に仰ぐように上を向いた。絶対無理して笑ってんじゃん...
由依「友梨奈ちゃん?大丈夫?」
私は友梨奈ちゃんに近づいた。
その途端
ぎゅ
え、?
友梨奈「すいません...これで最後にするんで...」
由依「うん、いいよ」
私も強く抱きしめ返した。
友梨奈「ぎゅー、よし!これで由依先輩の恋、応援できます!」
由依「ありがと笑」
友梨奈「何か嫌なことや悲しいことがあったらいつでも私のところに戻ってきても良いんですからね?笑」
由依「うん!」
友梨奈「由依先輩、頑張れ!!」
友梨奈ちゃんはファイトポーズをして私の前から立ち去った。
友梨奈ちゃんはいつでも優しいんだよね...
思いながら学校の門を出た。
やばい、告白?の言葉考えなきゃ、、、
理佐先輩のことが好きです ?
付き合ってください ?
私のそばにいてください ?
あーーー!!もう!!!
どうしよ!!!
私は何故か人気の少ない場所に来てしまった。
あれ...ここどこ...??
周りを見渡すと人も少ないし...お店もない。
?「君可愛いね」
由依「え?」
恐る恐る後ろをむくと身だしなみが汚い男の人がいた。
男「なぁ、俺と遊ぼ?」
こ、わい...
私は手が震えてきた。
誰か...助けて...
男「大きな声出したらダメだよ?」
由依「こわい...」
男「さぁ、車に乗って?」
由依「いやです...」
男「俺と気持ちいいことしようよ」
なにこの人...気持ちが悪い...
男「ほら、おいで?」
手を差し出している。
男「あーもう!」
男は私の手首をつかみ無理やり車に入れようとした。
私は必死に抵抗した。
由依「いや...やだ!...やめて...誰か...たすけて...」
?「何やってんだよ」
後ろから声がして振り向くと私の大好きな先輩だった。
男「は??」
理佐「人の彼女に気安く触るな」
ひ、人の彼女...?
男「誰だよ」
理佐「由依の彼女」
か、彼女!?!?!?
理佐先輩はそう言って私の前に来て、男に強く言った。
男「んだよ、彼女いたのかよ...」
男はそう言って、車に乗り私たちの前から去っていった。
はぁ、、良かった...
理佐「由依大丈夫?」
由依「あ、はい大丈夫です」
大丈夫と言っときながら私の手はまだ震えている。
理佐「全然大丈夫じゃないじゃん」
理佐先輩はそう言って私の手を握った。
暖かい...優しい手をしている。
理佐「ごめんね、さっき彼女って呼んで嫌だったよね、ほんとごめん」
由依「あ、いや...!」
理佐「ん?」
大丈夫...落ち着いて...
よし、
由依「わ、私...理佐先輩のことが好きです」
言えたよね...?
理佐「え、ほんとに?」
由依「ここで嘘なんかつきませんよ?笑」
理佐「あ、そっか...笑」
由依「はい笑」
理佐「じゃあ、私のそばにいてくれますか?」
由依「はい!ずっといます!」
理佐「やったぁぁ!」
こんなに喜ぶ理佐先輩初めて見たかも笑
ぎゅ
由依「わっ、」
理佐先輩が突然抱きついてきて体勢を崩すところだった。
理佐「今度は彼女としてのハグ、好きだよ」
真剣に言われるとドキドキする/////
由依「私も好きですよ...理佐先輩」
私はそう言って強く抱き締めた。
理佐「由依、友梨奈の匂いする」
由依「あ、」
そうだった、友梨奈ちゃんと最後にハグしたんだ。
理佐「嫉妬しちゃった」
由依「なんか理佐先輩可愛いですね笑」
理佐「え?笑」
由依「付き合ってすごく甘えてきます笑」
理佐「べ、別にいいじゃん.../////」
照れてる笑
理佐「由依、キスしよ」
!?!!?!?!
由依「はぇ!?...」
理佐「変な声笑」
由依「.../////」
理佐「ごめん、照れてる由依が悪い」
ちゅ
!?!?!?
キス...されたよね!?!?
しかも無許可で!!
理佐「ごめん嫌だった?」
由依「そ、そんなことないです!」
理佐「ほんと?なら良かった」
由依「でも無理矢理ですよ!」
理佐「だって由依が可愛かったんだもん」
由依「やめてください////」
理佐「ははっ笑、帰ろ?」
由依「はい!!」
私たちは同時に手を握った。
理佐「じゃあ由依のお母さんに挨拶しよっかなー笑」
由依「え!早いですよ!!」
理佐「でも早めに言っといた方が良くない?」
由依「今日はやめましょ!」
理佐「はいはーい笑」
他愛ない話をしながら夕日に照らされながら帰路に向かった。
end
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ちょっとした長編ありがとうございました!
みなさんの投票結果はこんな感じでした!
平手 12
理佐 14
たくさんの票ありがとうございます!
多かった理佐にしました!!
すごく平手と理佐の票が近くて…🥳
お読み頂いてありがとうございました!
ではまた!!!