母子登校をしていると

 

「1人で登校して欲しい!」

「なんとかして

 この母子登校から抜け出したい!」

「1日でも早く付き添いをやめたい!」

 

そんな風に思いますよね。

私もそう思っていた1人。

 

息子の登校しぶりをきっかけに

付き添いをはじめ、

母子登校が長期化する中で

 

「学校にいられる時間を

 少しでも増やそう!」

「なんとかして1人で

 登校させよう!」

 

そんな風に

「息子が1人で登校すること」

をゴールに、過ごしていました。

 

結果的に息子は

3学期の終わりには私が廊下にいれば

すべての授業を教室の中で受けられるように。

 

給食も自分の席でみんなと食べ、

音楽会などの学校行事にもすべて参加。

 

翌年の始業式には

なんと

1人で校門をくぐり登校!

 

と順調に

ステップアップしました。

 

が。

 

その後、すぐに

登校しぶり、付き添いが復活。

 

なんとか廊下までは登校するものの

どうしても教室に入れない。

 

給食も廊下で食べる日々。

 

学校にいる時間は顔色も悪く、

勉強もまったく進まない。

 

毎日、朝から登校はしても

「学校にいるだけ」

の状況が続きました。

 

そこで私は気づきました。

 

息子にとって苦手なことばかりの学校に

「1人で毎日通い続けること」

そのために必要な力が

当時の息子には足りなかったことを。

 

そう。

根本的に

自己肯定感、自己効力感が

十分に育っていないと

一度は母子登校が解消したとしても、

また何かのきっかけで

リバウンドしてしまうことがある。

 

そして

そこで対応を誤るとより状況は悪化する。

 

登校しぶり初期の対応の過ちを

母子登校という経験から

嫌というほど実感していた私は

その日から

「1人で学校に行かせようとすること」

をゴールにすることをやめました。

 

そして

「1人で学校に行けるようになること」

は子育ての通過点であってゴールじゃない。

 

1人で学校に行くために必要な力は何か?

そもそも学校へ行くのは何のため?

 

そんな疑問を自分にぶつけ考え続けた結果、

今、この時点の息子を

無理に学校に行かせること自体を

一切やめる、という結論を出しました。

 

そして息子にその考えを伝えました。

 

その後は

家や学校以外の場所で

できる限りの経験をさせるようにしました。

 

勉強は家で息子がやると決めたときにやる。

学校がある日も人目を気にせず外出もする。

 

お友達と遊ぶことも

もちろん制限しない。

 

すると何が起こったか。

 

息子自ら

「朝の会から

 6時間目まで毎日行くのは今は無理」

「だけど

 嫌だけど、学校には行く」

と自ら学校に挑戦をするようになったのです。

 

その結果、今は毎朝

自分で決めた時間に

スムーズに登校できるようになりました。

 

「1人で登校すること」をゴールにしてしまうと

子どもに困りごとが起こったときに

また1人では行けなくなってしまう。

 

代わりに

「自分の子どもが1人で登校するには

 どんな力を育てればよいか?」

「その力を身につけるには

 どんなことをしたらいいか?」

を考えて、実行する。

 

そして

学校は子育ての通過点

学校が苦手なら家で出来ることをする!

 

そう覚悟を決めて動き出した結果、

登校しぶりがなくなった。

 

ふたばSchoolでママが学んだ子どもたちが

「結果的に」学校に通えるようになるのには

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