わが家の息子の登校しぶりのはじまり。
それは
「おなかいたい…」
の一言からでした。
私が所属するふたばSchoolにも
登校しぶり期に
腹痛を訴えていたお子さんがたくさんいます。
お母さんからすると
「本当に痛いの？」
と思うかもしれませんが
本当に痛いケースも
もちろんあります。
とはいえ、
腹痛くらいで、仕事は休めない。
しかも
これが登校しぶりなら
休み癖がついてしまうのでは…？
そんな心配もありますよね。
当時の私もなんとかして
息子を学校に行かせようと必死。
「おなかが痛いだけなんだよね？」
「我慢できなくなるほど痛くなったら
先生に言って？」
このようなセリフを何度、
息子に言ったかわかりません…
が、子どもからしたら
「今すでに痛いんだよ！」
と思っています。
これが会社なら
間違いなくパワハラですよね。
腹痛を訴える部下に
「え？おなか痛いだけなんでしょ？」
「我慢できなくなるくらい痛むなら
そのときもう１回言ってくれる？」
「さぁ、仕事仕事！」
と言っているようなもの。
腹痛が本当かウソか。
重篤な病気からくる腹痛でない限り、
そこは正直、問題ではありません。
腹痛を訴える子どもに
お母さんが対応するべきは
なんとかして
学校に行かせようとすることではなく
「おなかがいたい」と訴えている
子どもの感情を受け止めること
そして
できる限りの最大限の提案。
学校に行こうとするとおなかが痛くなる。
それなのに
無理して学校に行かせる。
これは完全に逆効果です。
とはいえ、お仕事が休めない。
何らかの事情で
一緒にいる時間がすぐにはとれない。
そんなご事情もあると思います。
そんなときは
最大限、お子さんの訴えを受け止め、
できる限りの提案をしてみてあげてください。
「朝になると、やっぱりすごく痛いんだね…」
「つらいよね…」
「ママ、今日はどうしても大事なお仕事があるの。
だけど、頑張っていつもより早くあがる。
帰ってきたらすぐ、ママが手当して
おなかをたくさんさすって
パワーを送ってみようと思うんだけど
どうかな？１時間ずっと隣にいるよ。」
お母さんができる範囲で
いつもはやっていない最大限の提案をする。
お子さんが不安が強い子の場合は
とくに
必ずそのママの本気の想い、
特別な行動の提案は伝わります。
それでも難しい場合は
正直、発熱よりもやっかいな状況かもしれません。
むしろお休みをして
パワーチャージをする必要があります。
私自身、なんとか登校させて
仕事に行こうと
子どもに無理をさせてしまった時期が
長くありました。
ですが、あの無理強いがなければ。
登校しぶり初期に正しい対応を知っていれば。
息子の気持ちを受け止め、
うまくお休みをさせてあげていれば。
１年以上にわたる
母子登校にも
五月雨登校にもならずに
息子は毎日１人で
元気に登校していたかもしれません。
休み癖を心配するよりも
目の前のお子さんの姿から
今がどんな状況なのか？
背中を押せば登校できる状況なのか？
おそらく本心では
気づいているママもいると
思います。
だからこそ
長期化させないためにも
むしろ。
上手くお休みを取り入れてみてくださいね。
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